林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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室生家の料理集

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室生洲々子『をみなごのための室生家の料理集』(龜鳴屋、二〇一六年六月一九日)。絵=武藤良子。武藤さんから龜鳴屋さんの仕事をしたと聞いていたが、こんな形になって出来上がって来るとは想像しなかった。すばらしい。『コペ転』とはまた違ったムトーさんの才能が発揮されている。

『をみなごのための室生家の料理集』 室生洲々子著 最新刊


室生洲々子は室生朝子の娘で室生犀星の孫である。十歳まで室生犀星が終の住処とした東京南馬込の家で暮らした。現在は金沢に住み、室生犀星記念館名誉館長。本書は二十三の料理について簡単な説明と料理手順が記されており、対面ページに武藤さんのカラー挿絵が添えられる。

《「ひろず」をはじめ、祖母、母が作る料理は金沢の家庭料理が中心であった。そして祖父は生涯故郷金沢の味を大切にしていた。》(我が家の味)


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《水が綺麗な金沢は、お豆腐がとても美味しい。夏になると茶碗豆腐と言う丸い豆腐が店頭に並ぶ。中に辛子が入っているものもある。お豆腐の薬味というと生姜が一般的だと思うが、金沢では辛子が一般的らしい。このことは金沢に住んで初めて知った。ちょっとしたカルチャーショックを受けたが、近頃では辛子のほうが口にあってきたから不思議である。(我が家の味)

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《祖母は明治生まれにしてはハイカラな人で、天火を買い、鳥を焼いたり、ケーキをつくり家族を楽しませていた。この料理集で紹介したフレンチ・トースト・ウィズ・ハンバーガーも祖母が考案したひとつだ。そんな祖母に育てられた母は食に対する好奇心が非常に旺盛で、料理上手でもあった。》(あとがき)

この「フレンチ・トースト・ウィズ・ハンバーガー」はどんなものかと言うと、

《祖母が軽井沢で、中華のシェフから教わった料理。室生家の母の味。子供達の大好物。

材料 ひき肉(牛または豚、あいびきお好みで)、玉ねぎ、サンドイッチ用の食パン、お塩、コショウ、ナツメグ、小麦粉、玉子、パン粉、油

作り方
1 玉ねぎをみじん切りにして飴色になるまで炒める。
2 ひき肉を加えさらに炒め、お塩、コショウ、ナツメグを加える。
3 パンは耳を切り落として4つに切る。そのひとつに2をのせ、ナイフで押しつけるようにしてパンに固定する。
4 粉、とき卵、パン粉の順に衣をつけ焦げ目がつく程度に揚げる。油に入れる時は、パンの方を下にしてすべり込ませる。油を切る時は肉の方を下にするとよく切れる。

食べる時はからし醤油で。不思議とソースはあいません。》

うむむ、おいしそうだが、これはなかなか……である。

なお「フレンチトースト」の「フレンチ」はフランスのことではないらしい。ニューヨークの酒屋の店主ジョーゼフ・フレンチが命名した、という説や、ジャーマン・トーストと呼ばれていたのを第一次世界大戦のときにフレンチに変えたという説もあるらしい。かなり古くからあった料理のようだ。フランスでは「pain perdu いたんだパン」(固くなったパンがミルクや玉子でよみがえるところから)あるいは「pain doré 黄金のパン」などと呼ばれる

一例としてリンクしておく。

Recette du pain perdu au chocolat



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武藤さんの挿絵はリトグラフのような味わい。オリジナル・リトグラフ入の特装本を作ったらステキだなと思ったりする。


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by sumus2013 | 2016-07-22 20:22 | おすすめ本棚 | Comments(2)
Commented at 2016-07-27 22:21
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by sumus2013 at 2016-07-30 16:56
訂正いたしました。ひどい間違いです、お恥ずかしい。耄碌しております。
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