林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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DADA 100

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ダダ新聞『DADA100』(Embassy of Switzerland in Japan, Art direction+design: so+ba, Alex Sonderegger+Susan Baer)。今年は一九一六年のチューリッヒ・ダダからちょうど百年ということでスイス大使館が中心となって様々な催しが展開されているようだ。


ダダ100周年フェスティバル + SPIRAL
GALLERY VOLTAIRE
ギャラリー ヴォルテール


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塚原史、五十殿利治、小野耕世、四方幸子、大田佳栄らの寄稿の他、各種引用と見取り図、年譜などがちりばめられている。引用のなかで、おお、と思ったのは

《「僕が初めてダダという言葉を聞いたのはウルトラマンのダダ星人で、ダダって宇宙からやってくるものだと思っていました」dada statement by katsuki nogami》

う〜ん、たしかに。ダダ星人が「ウルトラマン」に登場するのは第28話のようだから、昭和四十二年(一九六七)か、小生もまだ小学生であった。ダダ星人のキャラクターはよく覚えている。こんなところでダダの洗礼を受けていたとは……。

もうひとつ、マルセル・デュシャン語録より。

《The Dada movement was an anti-movement which corresponded to a need born of the first World War.》(「Appreciations of other artist : Max Ernst」)

第一次大戦がダダを生み出したことを明言している。ダダというのは第一次大戦の恐怖とやけっぱち(虚無)から生まれたのである。アートの、アートへのテロリズムだった。

第一次世界大戦はそれまでにない近代戦争だった。近代的な兵器が用いられた。ダダ発祥の地、キャバレー・ヴォルテールで、フーゴ・バルがロボットのような教皇(?)の恰好をしているのがその象徴的な姿であろうと思う(ウィキには《第一次世界大戦が始まると陸軍に志願したが、健康上の問題で入隊できなかった。ドイツのベルギー侵攻の後、彼は幻滅して「この戦争は紛れもない誤りに基づいている。人間は機械と共に混乱している。」と語った》とある)。ダダイストたちの作品に活字を用いたコラージュが多いのもまさに印刷文明の破壊を意味する(彼らがすでに活字に支配されていた証拠でもある)。ツァラはダダ詩の作り方を、まず新聞の文字を切り抜くことから始めるように指導している(method of Tristan Tzara)。

ブルトンの思想がほんとうに動き出すのはやはり第一次大戦の惨状をつぶさに体験した後である。ダダ(無意味)に気づかなければ何も生み出せない、のだろうか。

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by sumus2013 | 2016-07-18 21:32 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)
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