林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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イヴ・ボヌフォワ死去

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フランスの詩人で評論家、翻訳家のイヴ・ボヌフォワ(Yves Bonnefoy)が七月一日に九十三歳で歿した。一九二三年にトゥール(Tours)で生まれた。父は鉄道で働き、母は教師だった。ポワチエ大学で数学を学びパリへ出て続けるつもりだったが文学に深入りし方向転換、ソルボンヌで哲学を学んだという。第二次大戦直後シュルレアリスムに近づいたが短期間で離れ、ランボーに傾倒、自らの道を切り開いた。一九五〇年にモンマルトルのルピック街に落ち着いて以来そこに住み続けた。詩人としての評価を確かなものにしたのは一九五三年に刊行した詩集『Du mouvement et de l’immobilité de Douve』(Mercvre de France)。一九六〇年からシェイクスピアの翻訳を始め、一九六七年には友人たちと文学・美術雑誌『L’Ephémère』を創刊。ジュネーヴ大学、コレージュ・ド・フランスで教鞭を執った。


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イヴ・ボヌフォワ(ガリマール社のFBより)



著書は多数。日本でも翻訳されている(今、amazon.co を見ると七種の作品が陳列されていた)。小生に親しいのは上の永遠の作家叢書(ÉCRIVAINS DE TOUJOURS)のランボー伝『RIMBAUD par lui-même』(aux éditions du seuil, 1970版 )。読むというより(拾い読みくらいはしたが)絵のモチーフとしてこの本は何度も描かせてもらった(正確にはこの前に同じ本を持っていたので二冊を何度も描いた)。和訳も出ている本なので烏滸がましいとは思いつつ本書の冒頭だけ個人的な追悼の意味で拙訳してみる。

《ランボーを理解するためにランボーを読もうではないか、そこにまぎれているさまざまな他人の声から彼の声を選り分けたいものである。遠くを探す必要はない、他の場所を探す必要も、ランボー自身がわれわれに語るのだ。彼ほど、自分自身を知ってもらいたい、自分が何者かはっきりさせたい、自分自身を知ることによって自らを変えたい、別人になりたいと望んだ作家はほとんどいない、とにかくこの最も大真面目な探索をこそ真面目にとらえようではないか。わたしは提案したい、ひとつの声を見つけ出し、彼の望むものを解読し、彼の口調をよみがえらせることを、とりわけ、その有頂天、無類の純粋さ、勝利、絶望を。》


Mort d’Yves Bonnefoy, poète, traducteur et critique d’art

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by sumus2013 | 2016-07-03 19:54 | 古書日録 | Comments(0)
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