林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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佐伯矩自筆日記のことなど

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東京の南部古書会館で最近開催された「本の散歩展」と「五反田古書展」の目録、および『古書月報』476号(東京古書籍商業協同組合、二〇一六年六月)を頂戴した。注目すべきは『古書月報』に掲載された日録式のエッセイ、月の輪書林・高橋徹「『佐伯矩自筆日記』のことなど」である。

《4月某日
『佐伯矩[ただす]自筆日記1947』を読む。朝食前の一時間半を「解読」にあて、早や二ヶ月。ペン書きの1950年日記、毛筆の1946年日記と順調に読んで来たが、この1947年日記は鉛筆書き、文字が薄く、しかも近年とみに老眼が進み、棟方志功ばりに日記に眼をくっつけなければ読めず、遅々として進まない。
 でも内容は面白く、70年前のその現場に佐伯矩と一緒に立っているような臨場感がある。
 佐伯矩(1876〜1959)は、「栄養」という言葉をつくった男で、「栄養学の父」とも称される人。この時、71歳。
 今日は、こんなところを書き写した。

昭和22年12月18日(木曜)
朝8時半出発。三菱ビルにハウ大佐(日本の栄養行政に力を尽した軍政官。敗戦後の日本で、ハウ大佐ほど日本人の栄養問題に熱中した人はいないと今なお言いつたえられる人格者。昭和21年2月9日着任)を待つ。在らず。オダネル女史(小柄で美貌の大尉。GHQ栄養担当官)あり。ハウ大佐を問答せ、荷造り中(米国への帰国準備)の氏を帝国ホテルへ往訪。10時から12時迄最後の談話を交換す。横須賀より出発すと。氏はかなり十分日本の事情を理解せり。》

……と興味深い抄録は続くが、最後にこう書かれている。

《この佐伯矩自筆戦後日記だけで自家目録はつくれないだろうか? 今まであつかってきた自筆日記の中でも一、二をあらそう資料性の高さに加えて気品がある。生涯に一度、一点のみで目録をつくりたいと願ってきた。24年前今は亡き玉英堂・斎藤孝夫さんがつくった一冊を手にしてからずっと。

《後ほんの少しの勇気があれば、一点勝負が出来る気がする。でもそのちょっとの勇気が難しく、一番の勘所だ。
 佐伯矩博士、お時間下さい。

一点目録! いつになるか分らないにしても、とにかく楽しみだ。


月の輪書林古書目録十七 宙ぶらりんがすきだ 特集・ぼくの青山光二

月の輪書林古書目録16 太宰治伝

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by sumus2013 | 2016-06-26 20:02 | 古書日録 | Comments(0)
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