林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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花と葉

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T.J.コブデン=サンダスン、ダヴス製本工房作、総緑色モロッコ革特別装『花と葉』(一八九六年刊)。断るまでもないが、これは『季刊銀花』第五十七号(文化出版局、一九八四年三月三〇日)から取った図版である。この『季刊銀花』は不思議なことに昨日、某書店の百円均一に出ていて、捨てておけない感じがして求めたもの。そのときにはコブデン=サンダスンの本が載っているとは思わなかった。今日気づいたのだ。記事は庄司浅水「美しい本とモリス」。庄司さんとの因縁は以前少しだけ書いておいたので参照されたし。

庄司浅水『美しい本の話』(南柯書局、一九八三年)

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《この本はケルムスコット・プレス本としては後期に属する。中型四つ折り判(二十三・五センチ)、本文四十七ページ、トロイ体活字使用、黒・赤二色刷り、手漉き紙刷り三百部、ヴェラム刷り十部、装幀は背麻布平ラシャ紙貼り厚表紙装で一般に売り出されたが、本書はコブデン=サンダーソンのデザインで、彼の主宰するダヴス製本工房の手になる。》

しかもこの本はコブデン=サンダーソンが署名入りで、アニィ夫人に贈ったもの。コブデン=サンダーソンの長文の書込みがあり、アニィ夫人の蔵書票(「本書はA.C=Sとその友のもの」が貼ってある。

そしてさらにダーウィンの三男の旧蔵書であり彼の書込みもすこぶる多いとか。もちろん庄司さんの所蔵になる逸品。

《私はこのほか、バーン=ジョーンズの肉筆書簡はじめ、彼の挿絵の入った『愛は十分』(一八九八年刊)、『サア・イザンプレイス』(一八九七年刊)、エメリ・ウォーカー夫妻の署名入り献呈本『手と魂』(一八九五年刊)、総モロッコ革装に改装された『クリストファ王子と美女ゴルディリンド』二巻(一八九五年刊)などを所蔵している。若い頃、せめてケルムスコット・プレス版の原葉一葉だけでも手に入れたいと思ったこともあるが、いつのまにかこれだけのものが蒐まった。もっとも、このためには清水の舞台を二、三度飛び降りる破目に陥ったこともあり、その後遺症はなかなか回復しない。可憐。呵々。

庄司さん、お得意の自慢話になっているのが懐かしく微笑ましい(年賀状などにも昨年は何を買いましたと書き連ねてあったと記憶している)。しかし、それにしても何が人をしてそこまでさせるのだろう……

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by sumus2013 | 2016-06-16 20:46 | 古書日録 | Comments(0)
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