林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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骨45

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『骨』45(骨発行所、一九七三年一二月二〇日)を入手。まだ四冊目だが、こういう雑誌はいつでもうれしいもの。

骨と骨




八尋不二「天野忠「余韻の中」をよむ」の冒頭に電話魔・富士正晴が登場する。

《深夜。
 電話が鳴った。
 ごきげんの、富士正晴の声がきこえてくる。前夜とまったく同じ内容を、まったく同じ順序で喋舌り出す。そこで、その進行が、
 「天野忠の(余韻の中)な。あれ、おもろいで…」
 という箇所へ、さしかかったところで
 「それ、昨夜、言うてたがな」
 と、ストップをかける。
 「ひえッ、昨夜かけたんか」
 ギャット!という風に、呼吸をのんだが、
 「うん、かけたような気ィしてたんや」
 とくる。
 竹林の一酔。天下は正に太平である。

富士の電話に悩まされた知友は多勢いたようだ(山田稔さんも、寒い廊下で電話を取る冬場などは困ったとおっしゃっておられらた)。続いて八尋は天野忠の詩「ピアノ」に触れてこう書いているのが面白い。

《が、しかしだ。僕は天野忠の、年寄ぶったところが嫌いである。大体、彼は昔から、へんに弱者ぶったり、病人ぶったりする風がある。その上、近頃はまた一つ、年寄ぶることが増えた。もうじき還暦になるという時など、まるで(この世も終り、身も終り)と言わんばかりの風情であった。》

たしかにそう思えるふしは本人を直接知らなくても感じられる。ま、それが芸風というものだろう。

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by sumus2013 | 2016-04-29 20:32 | 古書日録 | Comments(0)
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