林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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詩人と本棚展

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トンカ書店で開催中の「詩人と本棚展」(〜3月28日)をのぞく。伊勢田史郎氏の旧蔵詩集を大放出中(五百円均一!)。


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ここに並んでいるのは約半数だそうで、会期後半では残りの半分も出品される予定。じっくり吟味していると小生の装幀本が三冊見つかった。左から夏目美知子さん、由良佐知子さん、安水稔和氏の著書。版元はいずれも編集工房ノア。


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詩人の本棚から二冊ほど求めた。そのうちの一冊は伊勢田史郎『詩集幻影とともに』(創元社、一九五九年六月二〇日、装幀=貝原六一)。創元社もこういう詩集を出していた時期があったんだなあと思いつつ。これまでに紹介した創元社の詩集というと下記の一冊があるくらいか……小林秀雄や中原中也の詩集も出しているけれど。

山本沖子『詩集 花の木の椅子』(創元社、一九四七年)

トンカさんより高橋輝次、渡辺信雄、加納成治の三氏のエッセイと詩が掲載されたプリントをもらう。伊勢田氏とともに『輪』の同人でもあった渡辺氏の詩「本の地層」の冒頭を引用してみる。

 借家住まいの詩人 I さんの本は
 畳の上に平積みされ
 玄関から部屋まで本の地層があった
 寝ころんで本を手にとると本
 捲っては詩が紙魚が
 這っていた
 愛すべき同人たちが
 眠っていて
 何千冊かの同人誌と詩集の断層に
 「小林」という印が押してある


また加納さんのエッセイ「〈詩〉のはじまり」がいかにも加納さんらしい。

《これらの詩集の中には、高名な詩人も、ただ一冊きりの詩集しか持たなかった詩人も含まれているのだろう。評価の高かった詩集も、誰からもかえりみられず、忘れられたままの詩集もあるのだろう。そのすべての詩集が、同じ価値を持つ詩集として、この本棚の前に立つひとの手に開かれることを、求めていると私は感じる。古本屋になってから、幾度か、現実に「詩人の本棚」を見る機会に恵まれた。いや、見ただけではない。私の手がその本棚の列の〈解体〉者となって、棚の本を取り出し、紐をかけたこともあったのだ。だがそれは〈解体〉だけではない、「詩人の本棚」から別の読者へ、別の棚へ移行するための橋渡しのいとなみ。そのために古本屋という職業はある。そう信じたい。》

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by sumus2013 | 2016-03-19 21:16 | 古書日録 | Comments(0)
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