林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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篠小竹草稿

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「篠小竹草稿」とメモのあるマクリを入手した。A4くらいの大きさ。清書のための下書きであろうか。わりと読みやすいので以下の通りでいいと思うが、間違っていたら御教示を。

 中秋松陰亭憶故子成

 良宵賞月倚松陰
 江面煙消潮稍深
 此水洋々通洛北
 弾琴其奈失知音

子成は頼山陽の字(あざな)。これは頼山陽を追憶しての作であろう。山陽が歿したのは天保三年九月二十三日(一八三二年一〇月一六日)。享年五十三。その六日前、九月十七日に篠崎小竹は山陽の病床を見舞っていた。木崎好尚『家庭の頼山陽』(金港堂書籍、一九〇五年)によれば以下の通り。

《十七日、老篠崎小竹は、大阪より来り訪ひぬ。是より先、小竹『山陽詩鈔序』を撰するや、山陽は大に喜びて、これを細評し、さていふ『此愁霖〓[リッシンベンに音]々、病床無聊殊甚、及得此快篇、不覚起坐、忘大疾之在其身也、…………》

山陽は小竹を喜び迎え、その新著の序文を書く事を約束し、そして絶筆となる詩「喜小竹来問疾」を作った。

 喜聞吾友声
 力疾咲相迎
 筐裡出新著
 病来成課程
 丈夫知已在
 生死向前行
 有酒君姑住
 休嫌不共觥

酒はあるからゆっくりしていってくれ、一緒に杯を挙げられないけど気を悪くしてくれるな……という最後の二行が好きだ。

で、この漢詩マクリに戻ると、中秋とあるのは山陽の一周忌ででもあろうか? 松陰亭は山陽の弟子だった後藤松陰の居所ということかもしれない。松陰は小竹の娘をめとっていた。

先日の銅脈先生狂詩につづいてうれしい見つけもの。


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by sumus2013 | 2016-03-04 20:45 | 古書日録 | Comments(0)
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