林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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2016年2月8日発行

著者 山田晃三
装幀 林 哲夫
発行 柳原一徳

発行所 みずのわ出版
http://www.mizunowa.com

188×128mm

用紙
カバー ヴァンヌーボV ホワイト 四六判Y目130kg
表 紙 MTA+ -FS 四六判Y目135kg
見 返 NTラシャ びゃくろく 四六判Y目100kg
本 文 淡クリーム琥珀 四六判Y目72kg 

著者は一九六九年神戸生まれ。京都外国語大学中国学科を出て北京師範大学大学院で修士および博士課程を修了。現在、北京大学外国人専家(日本語)。終章に次のようにある。

《帰国すると「中国人は反日なのか、親日なのか」とよく尋ねられる。反日がいれば親日もいるとしか答えようがない。尖閣国有化反対デモが中国全土で勃発したからといって、全ての中国人が日本を憎んでいたわけではないし、中国政府が日本を痛烈に非難したからといって、対日関係の悪化を望んでいるとは限らない。反日か親日か、単純化して理解しようとすると中国は益々わからなくなる。》

《中国は政府と民衆が互に相手の様子をうかがいながら揺れ動いている。ほんの二、三年前に見聞きしたことで今の中国は語れないし、日中関係が振り子のごとく揺れ動いたのも、こうした国内事情を踏まえて考えなければならない。》

《国が揺れ動けば人々の心も揺れ動く。中国で暮らしていると何が正しいのかわからなくなるときがある。》

その四半世紀にわたる中国の動揺をテーマごとに体験を通して詳細・簡便にまとめてあるのが本書。日本の報道では伝えられなかったことばかりで「なるほど、中国ではそうとらえられていたのか!」と驚かされることしばしばである。とにかく一筋縄ではいかない国だ。著者苦心の結晶、巻末年表「日中関係略年譜2005-2015」(日本が魚釣島を国有化すると発表してから深圳の土砂崩れまで)を通覧するだけでも日中関係が事件の連続だったことが分る。そこをきっちり押さえた本書の価値はきわめて高い。このカオスのなかから未来へ向けての何らかのパターンを引き出せるかもしれない、などと思ったりする。

山田写真製版所の担当の方のアドヴァイスでカバーのヴァンヌーボVにはコーティングを施さなかった。それが良かった。いい手触りである。

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by sumus2013 | 2016-02-07 20:41 | 装幀=林哲夫 | Comments(0)
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