林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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宮澤賢治全集内容見本

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年末に『宮澤賢治全集』内容見本(筑摩書房、一九六七年)を頂戴していた。遅ればせながら御礼申し上げます。『書影の森』には『校本宮澤賢治全集』(一九七三年)を収録したが、これは洩れている。なかなかいい感じのデザインだ。胡桃の挿絵は同全集の装幀(吉岡実と推定、『書影の森』30頁)に使われているものと同一である。とすればこの内容見本にも吉岡の関与があるのかもしれない。

同全集の昭和三十一年版に対して高村光太郎が寄せた文章がこの内容見本に再録されていて、それはたいへん示唆的だ。

《なにしろ、宮澤賢治の原稿というものは、まるで埋没している未分析の礦物のように、手帳やら紙片やらに呪文のように書き散らされていて、しかもそれが縦横むざんに消されたり、加筆されたりしていて、到底普通の人間には読むことも出来ず、まとまった一篇の作か否かさえ見当のつきにくいような、いわば反古のような形で筐底にのこっていたのである。
 これを判読して、賢治の書こうとした一篇の作に復元する洞察力と決断力を持つのは、令弟宮澤清六さんの外なく、清六さんは暇さえあればそういう反古をひっくり返して、この年月、愛兄の為にこの困難な発掘をつづけて来られた。》

そうだとすれば、宮澤賢治全集ではなく宮澤兄弟全集ではないか! これは宮澤賢治を読む者が注意しておかなければならないもっとも重要なことだと思う。


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by sumus2013 | 2016-01-03 09:34 | 古書日録 | Comments(0)
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