林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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ハヌマン

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昨秋、衝動買いしてしまったジャワの影絵芝居の人形。買ったときにはこれが何の人形なのか気にもしていなかったが、調べてみるとどうもラーマヤーナに登場する猿族の戦士ハヌマンらしい。そんなに手のこんだ作ではないにしても申年にちなんでこれは都合がよろしい。

ジャワにはワヤンと呼ばれる演劇が幾通りかある。影絵芝居のワヤン・プルワとワヤン・ゲドッグ。人形劇のワヤン・クリティックとワヤン・ゴレック。仮面劇のワヤン・トッペンと仮面を用いないワヤン・ウオン。絵芝居のワヤン・ベベル……。

ワヤンは「影」から転じて「演劇」を意味するようになった。要するに影絵芝居が芝居のオリジンということである。最古の形がワヤン・プルワ(物のはじまり)で遅くとも十一世紀には完成の域に達していたそうだ。

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《ワヤン・プルワに用いられる人形は水牛の皮で作ったもので》《まず水牛の皮を太陽でよくかわかし、かわききったら摩擦して、表面の毛を取りのぞく。それから砥石でこすって平らにし、丸竹で磨いて、さらにルンプラスという木の葉で仕上げをおこなう。

 こうして皮ができ上ると、人形の下絵をその上において、針で輪郭をたどり、素描きができたところで、下絵をとり去って、小刀でさらに針のあとをなぞる。素描きは、これでいっそうはっきりしたものになり、小刀で輪郭の線を切っていくと、人形のかたちが切りとられる。

 つぎには、ノミで、目、口、鼻、耳、頭髪、冠から、衣裳の細かい部分を彫っていき、その入念な細工が終ったところで彩色し、金箔をつける。

 腕と手は別に作られ、肩と肘と手首の三ヶ所を骨の釘や皮ひもでとめて、自由に関節が動くようにする。
それを動かすためには、手首のところに水牛の角や竹でつくった小さな棒をつけ、その棒によって操作する。

 一方、人形のからだを支えるために、水牛の角または竹でつくった心棒が、頭や冠の先から足にかけて、まがりくねりながら縦に通され、その下端にはさらに伸びて、人形つかいの握る胴ぐしとなっている。

 ワヤン・プルワの人形は一組百数十個から成り、それらがランプの光で白い幕の上に投影されると、その映像には、人形の薄い皮にいろどられた色彩がほのかに浮かび出し、夢幻的な効果をいっそう高めることになる。》(「ジャワの影絵芝居」光吉夏弥)

具体的な上演の様子はネット上にいろいろ出ているので参照のほどを。例えば下記ブログ。

西岡美緒によるジャワ舞踊・ガムランのブログ


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by sumus2013 | 2016-01-02 10:00 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)
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