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畫本巻中二〇一五年の掉尾は和本で飾ることにした。鳥類図譜である。ただし題簽も欠け見返しも標題もないので書名が判然としない。版心には『畫本巻 中』とある。ならば三巻本か。表紙に墨書《文政二歳卯三月吉日》(一八一九年)、その左に読めない二文字(?)が見える。表紙の裏に《矢谷瀬□□□□弥衛》。 画手本と考えていいだろうが、単純に鳥類図鑑としても楽しめる。参考までに収録されている鳥名を列挙してみる。 孔雀(くじやく)、同女鳥/鳳凰(ほうわう)/鶴(つる)/鶴【下図】 鵠(くぐい)、雉(きじ)/鷽(うそ)、鴎(かもめ)/燕(つばくろ)、〓(うしとり【ヒヨドリ?】)/山𨿸(やまどり)、雁(がん)/鴛鴦(をしどり)、鳩(はと)/〓(ましこ)/小こく、鶤𨿸(とうまる)、𨿸(にハとり)、〓(ひよこ)【下図】 以上。変換できない漢字が多いが、あしからず。本文最後の頁上部に貸本?印《但馬/出石/本町/扇良》あり。 但刕養父郡 綱場 紺屋 □吉 寛政六寅年求之 寛政六は一七九四年である。 *** 今年もいろいろあった。今、無事にこんなヒマつぶしの記事を書いているのが不思議なほどだ。とにもかくにもご愛読に深謝したい。よいお年をお迎え下さい。
by sumus2013
| 2015-12-31 22:25
| 古書日録
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