林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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ラフォーレ

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すこし前に善行堂で『Catalogue de livre d'occasion LA FORÊT』(MORIYA TOKIO)という古書目録を求めていたのを思い出した。

緑の表紙の目録は巻頭に「森屋古書目録」とある。ただしそれ以上の情報(発行年、住所など)は見当たらない。また「Q氏推薦の50点」という頁があり、ここにはタイトルごとに短い解説が施されている。やや高額商品が多いようだ。変型の本文紙四つ折りと二つ折りで十二頁、そこに「Q氏推薦の50点/頒価表」ペラ一枚が挟んである。

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おお、これは先日パリで仕入れて来た詩集『La part initiale』とほとんど同じ体裁だ。おそらくそういった手本を知っていたに違いない。目録の名前もラフォーレ(フランス語で森)だし主人はかなりなフランス文学通と考えていいだろう。実際に目録の内容も仏文中心のヨーロッパ文学で占められている。

『La part initiale』

二点あるピンク目録、その一方の「Q氏推薦の50点」にはQ氏による言い訳めいた文章が載っている

《今回の50選は以上です 森屋の女主人は120、30点を持ち出し この中から迅く選べと急かす それは二月は28日しかない為らしい 月末に出す約束を皆に書き送ったらしい その火の粉がこっちにきて ご覧の通りゆっくり解説ができなかった 収録詩人・作品の全てをかきしるせなかったので希望を書いて注文してほしいと思います こうした訳詩集は一般文芸書と違い発行部数が少ないので この機会に入手頂ければQとしても嬉しい限》

この書き方からすれば、ひょっとしてご夫婦であろうか? また女主人による「注文のしおり」には

《○ご注文は勝手ながら「ハガキ」のみで受付けております
 電話は使用していません(「グレース」の電話は他人の持ち物ですので)》

とあり、もう片方のピンク目録にはこういう発表がある。

《この度 渋谷〜吉祥寺間の井の頭線沿線の 久我山にささやかですが店舗を構えました/駅から徒歩5分ほどの所です むかし中村雅俊主演のドラマがあったのを覚えているかたもおられるでしょう あの坂道のある神田川沿いで公園になっています//今回の目録の御注文は電話ででも構いません 但しまだ店の方が整理ついていませんので『抽選発表』とさせて戴きます》

その住所は次の通り。

《古書ラフォーレ 東京都杉並区久我山3丁目35番地2号

挟み込みの古書買入チラシには同じ住所で「宮下橋角」と付記されている。中村雅俊主演ドラマはもちろん「俺たちの旅」(一九七五年一〇月〜七六年一〇月)である。

もう一度、緑目録に戻ると《以上がQ氏の50点です。資料物が多いのは氏が編集畑の出のせいかもしれません。次回はまた違った角度から選んで戴く所存でおります。》とあった。夫婦ではない……? また目録末尾に

《『訪書月間』1月号もご覧下さい》

と書かれている。もし『彷書月刊』なら1月号をつぶさに点検して行けば『ラフォーレ』の刊行時期がおおよそ特定できるだろう。

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by sumus2013 | 2015-12-23 21:16 | 古書日録 | Comments(0)
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