林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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風流京人形

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紅葉山人『新著叢詞第一号 風流京人形』(吟好会、一八八九年九月一五日)。郷里で同好の先輩より頂戴した。発売が大阪と東京の駸々堂書店という珍品。発行者兼編輯者は赤松市太郎。吟好会の住所は大阪心斎橋北詰三番邸(屋敷の表記も)。第二号が岡野半牧『ぬれ衣』、三号が江見水蔭著、紅子戯語、紅葉山人口述『花の杖』。

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本書の内容は当節の女学生風俗を活写している。旧漢字は改めた。[ ]は直前の単語のルビ(一部のみ採用)。(( ))はママ、「 」や『 』ではなくこんな記号も使われていた。

甲  ((チヨイト花雪女史[くわせつぢよし]))
花雪 ((なアに))
甲  ((何を読で))
女史の傍[そば]に侍れる娘が
乙  ((「薮の鶯」よ。花雪さんは是で三度目。実に熱心ねエ))
丙  ((ダツテ花雪さんハ去年[ラスト]の暑中休暇[サンマアウエケエシヨン]から企つてゐた小説が出来あがらない内「薮の鶯」に先鞭を着けられたもんだから非常に奮発して、花圃女史[くわほぢよし]を圧倒する名作を出さうと思つて熱心してゐらつしやるのヨ))
甲  ((アゝさうだつて子。花雪女史が小説をかくンなら一言忠告したい事があるの))
花雪女史ハ始めて面をあげ
花  ((承りませう。聞かして下さいナ))
甲  ((どういふ御趣向かしりませんが下情[かじやう]を穿たうとして野鄙[やひ]をかくよりは、隔靴掻痒[かくくわさうやう]の………))
乙  ((えへむ))
甲  ((掻痒の感があつてもかまはないから何処までも優美に………淑女[レデイ]らしい處を失ハない方がいゝかと思ふの))
花  ((サンキユゥ。サンキユゥ。わたしも其通りの考………其点ハ十分注意してる事よ))

最後のところ《サンキユゥ》は《ン》も小文字。上の挿絵は英語の授業だが、ベンキョー熱心な(?)女学生の会話にも英単語が飛び交っていたようだ。


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by sumus2013 | 2015-12-07 22:08 | 古書日録 | Comments(0)
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