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林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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手のなかの眼

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鶴岡善久詩集『手のなかの眼』(季節社=広島市外祇園町大字南下安297、一九六一年五月一日、装幀=香川竜介)。『薔薇祭』に続く第二詩集。季節社は政田岑生が発行人である。政田についてはこれまでも何度も言及してきたので略す(政田岑生葉書)。

『鶴岡善久詩集薔薇祭』(的場書房、一九五七年八月一一日)

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《私はいまだに何のために詩を書くのか、自分でよくわかりません。私にとって一篇の詩を書きあげたのちにも、そこに待っているのは、むなしいという言葉でしかいいあらわせないものだけです。だからといって何か月も詩を書かないでいると、よりぬめぬめしたむなしさにおそわれて、自分でその暗い重さに耐えきれなくなってしまいます。わけのわからないむなしさに背をこづかれながら書きためたまずしい作品を改めてひとびとの目にさらすことも、いわば宿命のようにむなしさを、ざりざりかみしめるだけのことかもしれません。
 一九六一年 早春》(あとがき)

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三茶書房のレッテルが貼られていた。武井武雄の作が知られるが、これもスマートでいい。三茶書房については『ARE』第十号で岡崎氏が岩森亀一さんにインタビューしているのが貴重。

三茶さんのレッテルを見てしばらすると『南部支部報第五〇號』というものを頂戴した。東京古書籍商業協同組合南部支部が発行。47号も頂戴していたが、支部報としては斬新すぎる表紙である。50号は装画=近田春夫、装幀=佐々木曉。

『南部支部報47号』

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装幀だけでなく本文も興味深い。アンケートやアーカイブも掲載されている。そのバックナンバー五十冊から選ばれた〈珠玉の文章〉のなかに岩森亀一さんの「古本屋 山王書房」があった。

《私が山王さんと交際するきっかけは、霞町の市場で顔見知りになり当時駆け出しの詩集専門の中村さん、麥書房さん、江口さんと私が山王さんの肝煎で古本の勉強会の仲間に誘われたことからである。》

《昭和四十四年、私どもの娘の結婚式に媒酌人をお願いした。披露宴なかば突然とび出し司会者のマイクを取上げ山王さん自身の初恋物語と郷里信州の民謡中野小唄を手振りと共に唄い踊り会場を喜ばせた。
 昭和四十九年私は山王さんに連れられて小田原の尾崎一雄先生を訪問、古本好きの先生と打解けて話ができる様になり、先生上京の折は必ず店に寄って下さる様になった。自家目録の巻頭に「神保町の休憩所」という随筆の寄稿を頂くこともできた。
 亡くなってからも、遺稿の「昔日の客」と銀杏子句集句集の出版をさせて頂くなど、いまだに何彼と恩恵に浴している。
 誠に冥利に尽きる事である。 24号(1990年4月)より》

山王書房関口良雄の姿が目に浮かぶ。



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by sumus2013 | 2015-11-27 20:25 | 古書日録 | Comments(0)
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