林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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新菜箸本撰第11号

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『新菜箸本撰第11号』(「心斎橋研究」同人、二〇一五年一一月一一日)が届いた。十号が二〇一三年一〇月発行だから二年振り。「夜雨庵北野恒富」号。橋爪節也氏のもっとも得意とするところ。恒富の孫・悦子さんへのインタビューがなんとも面白い。これは二〇〇三年にスムース文庫に入れて欲しいと言われ、小生もインタビューおよび原稿作成を手伝った。結局、スムース文庫としては発行できず、知らぬ間に十二年が過ぎ去った。ようやくここに日の目を見ることになったのである。慶賀なり。

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北野恒富の生まれや私生活にわたって興味深い逸話が盛りだくさん。また谷崎潤一郎との関わりも深いため、谷崎に興味のある方にも珍しい話がいろいろと出ている。恒富は根津清太郎とも親しく松子(後に谷崎の妻になる)を根津に紹介したのは恒富だった。松子は恒富に絵を習っていたそうだ。島成園ら弟子たちの話についても珍しい内容ばかり。

谷崎潤一郎の「乱菊物語」挿絵

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肥田皓三さんの「北野以悦・樋口富麿の青年時代」も例にもれず教えられるところが多い。北野以悦は恒富の子息で悦子さんの父上。肥田氏の父上が『銀』という同人雑誌を大正十年から四号発行していたことがある。恒富が大阪の鍛冶屋町に住んでいたときで、肥田家の斜め向いの家だったそうだ。そういうことから恒富の住み込みの弟子二人(大久保恒麿と樋口富麿)そして顯雄(以悦)が『銀』に協力してくれた。

この大久保恒麿という恒富の弟子がなんと大久保恒次なのである。明治三十年大阪生まれ、昭和二年に朝日新聞社へ入社、週刊朝日などの編集、出版にたずさわった。昭和二十八年から鶴屋八幡発行の『あまカラ』の顧問となり、表紙を手がけエッセイも執筆した。著書に『うまいもん巡礼』(六月社、一九五六年)『続・うまいもん巡礼』(同、一九五七年)『上方の味』(婦人画報社、一九六二年)などがある。『あまカラ』は『sumus』で特集したこともあるが、大久保恒次にそんな青春時代があったとはちょっと驚かされた。

新菜箸本撰 大阪・心斎橋 中尾書店




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by sumus2013 | 2015-11-15 20:21 | おすすめ本棚 | Comments(0)
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