林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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LA PART INITIALE

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パリではほんとに安くて薄いものしか目に入らなかった。なかでこの小さな詩集はその体裁がちょっと参考にできそうで嬉しい買物。1ユーロはいくらなんでも安過ぎる。一九三六年パリ生まれの詩人マックス・アロー(Max Alhau)の『La part initiale』(Les Cahiers du Confluent, 1985)。ウィキによればアントナン・アルトー賞(一九九五年)やシャルル・ヴィルドラック賞(二〇〇六年)を受けたひとかどの詩人(もちろん検索するまでは全く知らなかったが)。四冊目の詩集である。

『La part initiale』をどう訳せばいいのか、本文を少し読んでみたが、分らない。《井戸の底に、見える姿は我々のものではない、しかし我々の顔立ちに共鳴することによりけりをつけたほどにしばしば想像された顔つきのそれである》……というのが冒頭。さてタイトルは「冒頭の部分」か、「最初の分け前」とか? ま、内容はどうでもよろしい。この小粋な造りが気に入った。

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薄茶のカバーがタテ220、ヨコ340ミリ。それを袖の部分をとって折りたたみタテ220、ヨコ120ミリにする。そこに本文紙二枚(220×210)を二つ折りにし、その真中に別刷り挿絵(207×98)を挟んで、カバーで覆う。絵の作者はイザベル・メルシオール(Isabelle MELCHIOR)。綴じはない。紙はどちらもしっかりした上質紙。カバーの方は日本の紙で言えば「パミス」、本文はすぐに名前を思い出さないが似たようなものはある。透かしてみると「CONQUEROR」とウォーターマークが見える。この名前で現在も様々な種類の紙が発売されているようだ。

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そんなに凝らなくても、ちょっとしたアイデアで手触りのいい小さな本ができるのものだ。

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by sumus2013 | 2015-11-11 20:57 | 古書日録 | Comments(4)
Commented by 牛津 at 2015-11-11 21:32 x
貴兄の美術評論集とひと味通じるような
装幀ですね、
Commented by sumus2013 at 2015-11-12 11:31
そうでした、あれも巻いてあるだけの書套でした。こんな体裁で小粋な冊子を作ってみたいです。
Commented by Kcouscous at 2015-11-14 12:13
イギリス生まれのコンケラーは便箋や封筒によく使われていて手触りがいいので、ノートを何冊か作りましたが、綴じると厚みが出過ぎる感じがあります。綴じなくてもこんなしゃれたものができるのですね。いいヒントをいただきました。
Commented by sumus2013 at 2015-11-14 20:04
Kcouscous さま、そうでした、製本でお使いになるんですね! 小生、綴じない装幀というものをこのところいろいろ思案していたのでこれは参考になりました。
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