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十三夜スーパームーンの日にちなんで十三夜の短冊を。ちなんでと言っても十三夜は旧暦九月十三日、新暦だと今年は十月二十五日になるからまだ大分先の話である。中秋の名月の後なので「後の月」と呼ばれる。 十三夜 思出に後のこよひの雲みれは 猶したハるゝ長月の影 光重 光重が誰なのか、にわかに断定し兼ねるが、下記のような文章を見つけたので、短冊の状態からしてこの光重殿ではないかと考えておきたい。 《平作光重(玉洲)の妻茂與は窪屋郡酒津村三宅重與娘です。光重は国学者・歌人として有名ですが、祖父久重、父芳重も和歌に長じていました。光重は玉島山下町の丹波亀山藩陣屋に勤めながら神道儀礼を研究、滝口美領について和歌を学び、また京都の伴蒿蹊(ばんこうけい 1806年没)にも弟の右近を通じて文章や詠草の批評を頼んでいます。家塾を開き、小野務、黒田綾山とも交遊がありました。》(http://gos.but.jp/fkutaket.htm)
by sumus2013
| 2015-09-28 19:49
| 古書日録
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