林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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クロスワード倶楽部

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『クロスワード倶楽部』創刊号(東京十字語出版社、一九二六年一月一日)。スムース・トークライブの日、某氏より頂戴した。現在、世界中で流行しているパズルに数独(Sudoku)というのがあって、フランス人もよくやっているようだが、それは日本のニコリ社が一九八四年に発表したものだそうだ。二〇〇五年頃から爆発的に流行している……と知ったかぶりを書いてみたものの、小生はごく最近そういう事情を知った。昔イギリスでクロスワードの雑誌がたくさん出ているを見て驚いたものだが、時代は変るなあ……。

クロスワード・パズルは一九一三年にアメリカで生まれた。本書の「創刊の辞」は以下のように言う。

《今更ら、クロス・ワード・パズルについて贅言するには当らない。世界的流行、疾風迅雷的普及、白熱的熱狂、理想的文化遊戯、高級智的遊戯ーー何とでも云へば、云へる筈である。

《昨大正十四年度は、本邦クロス・ワード・パズルにとつて、誕生の年であつた。が、こゝにクロス・ワード・パズルは第二年目の一進路がなくてはならない。

《これをより広く全国的に我が同胞八千万人の間に一人も洩れなく普及せしめ、徹底せしめんがために、こゝに大正十五年の新年を卜して生れたのが、とりもなほさず本誌、「クロス・ワード倶楽部」である。そこにこそ本誌創刊の趣意なり使命はある筈である。

文中で言うように、大正十四年、『サンデー毎日』誌上に連載されたのが日本で最初の紹介だったようだ。

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《つひ先頃、あの有名な大雑誌『アウト・ルツク』では『クロス・ワードは全世界を征服したーー』と題する社説をかゝげた事がありましたが、全たくクロス・ワードは、文字通り今や全世界を征服しつゝあります。》(青木一政)

《此頃のクロス・ワードの流行は、実に素晴しい勢です。私どもの家では新聞を、朝日、萬朝、読売、報知と、四種類ほど取つておりますが、毎日毎夕、クロス・ワードの出てゐない新聞は、ほとんどありません。又雑誌をみてもさうです。まつたくクロス・ワードの流行は世界的であります。
 私は始め、それを新聞で見ました当時は、何が何だか、さつぱり解りませんでしたが、近頃はどうやら解るやうになりました。それが面白いことには、これを私は一番小さな子供ーーと云つても尋常六年生ですがーーから教はつたのですから面白いじやありませんか。》(中川良)

などと説くクロスワードに関する記事の他、小説(植村久江)、童話(大月四郎)、落語(天津嵐鐘)、新講談(立野慕人)、まんだん(鶴巻与多天)、小話、短歌、俳句、川柳、ものはづけ、などの娯楽読物も一通り揃っている。鶴巻与多天が東京のカフェー紹介を書いているため某氏が本誌をこちらに回してくれたのである【喫茶店の時代】。

出版元の東京十字語出版社で検索しても何も情報がない。発行人の高崎信吉はどうやら愛知時習館出身かと思われる。『純生日本主義運動と協同委員会の本質』(豊橋大衆新聞社、一九三五年)という著書、宮脇良一『回想の高崎信吉』(東海日日新聞社、一九六四年)という書物もある。本誌には浪六『侠骨三人男』の広告が掲げられており、東京十字語出版社代理部が発売所になっているが、どうやら版元というわけではないようだ。これ、けっこうな珍品雑誌かも。深謝。

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by sumus2013 | 2015-07-26 21:42 | 古書日録 | Comments(0)
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