林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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雨中乃落日

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アップロードしようと思いつつ、つい時期を逸してしまったが、雨が降り続けているので、まあいいかと思ってこの軸を掲げてみる。

 杜若雨中乃
 落日庭に出る
     月斗[印=月斗]

     木它生[印=?]


青木月斗の俳句に井上木它(いのうえ・もくだ、一八八五〜一九四一)の画。

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絵は少し寂しいなと思ったのだが、この読めない印章に惹かれた。これは梵字の弥陀を示す「キリク」ではないかという御教示を読者の方より頂戴した。なるほど木它の「它」に通じるのかもしれない。

十三仏種字

ごくささやかな売価で買うのが申し訳ないほどだった。木它は赤玉ポートワインのヌード広告をデザインしたチーフとして知られる。本名は悌蔵。浅井忠の門下で日本画もよくした。サントリー「角瓶」も木它のデザインだそうだ。ご子息のサイトにその油彩画などの作品が掲載されている。浅井というより草土社風のように思う。

Roots of IBLARD

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月斗と木它は親しかったらしく、月斗の主宰する俳句雑誌『同人』(同人社=大阪市天王寺区北山町一三、編輯兼発行印刷人=青木新護)などの表紙画をずっと担当していたようだ。たまたま入手した『同人』二冊。昭和十二年一月号(右)と四月号。表紙.裏表紙とも木它の絵で飾られている。


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by sumus2013 | 2015-07-07 20:51 | 雲遅空想美術館 | Comments(0)
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