林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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中尾務の島尾敏雄 富士正晴

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『脈』83号(脈発行所、二〇一五年五月二〇日、higa20@nirai.ne.jp)。同人雑誌『VIKING』の草創期を富士正晴と島尾敏雄の関係に焦点を当てて鋭く読み解く。元は『サンパン』に連載されていたもの。『脈』の発行人である比嘉氏が中尾氏に再掲を依頼したものの、中尾氏は一旦は断った。『VIKING』誌上に『VIKING』についての連載中であったことなどの理由からである。

《昨年、年もおしせまったころ、やはり比嘉さんから、同じお話をいただいた。
 今度は『サン[舟山]板』連載終了後の動きに頭が向いた。『新潮』に連載された島尾敏雄の「終戦後日記」(のち『島尾敏雄日記』に収録)があるな、そのあと、かごしま近代文学館に島尾宛て富士正晴書簡がおさめられたな。こう考えて、今回はお引き受けすることにした。

 むかしの連載に新資料を入れての加筆・訂正という作業を終えたあと二、三日たって起想したのは、『サン[舟山]板』を主宰、編集実務にあたった松本八郎さんが、昨年九月一九日に亡くなられていること。あたらしい資料があるからというのは建て前みたいなもの、松本八郎編集の感触を偲びたかったからいそいそと旧稿に加筆・訂正をしていたのかもしれないなと思ったことだった。》(付記)

敗戦直後、作品発表がままならなかった島尾敏雄は富士正晴らと知り合ってVIKING』をいっしょに始めることになった。島尾が創刊号に載せたのは「単独旅行者」。富士は東京の野間宏にこの作品を推奨し、野間も高く評価した。その結果、島尾は『近代文学』の同人となる。ここから島尾と富士の関係がちょっとややこしくなっていく……詳しくは中尾氏の綿密な考証にて。周到な叙述で推理小説のように読み進められる。この微妙な空気、同人雑誌をやったことのある人ならきっと分ると思う。

松本八郎さんのニコニコする顔が見えるようだ。

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by sumus2013 | 2015-05-30 20:40 | おすすめ本棚 | Comments(0)
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