林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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モノクローム

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石元泰博『桂離宮』(六耀社、二〇一四年六月二五日新装版、装丁・デザイン=太田徹也)。小生は今、桂離宮から歩いて十分とかからない場所に住んでいる。かつては飼い犬の散歩で毎日のように桂垣(植わったままの笹を編んだ垣根)を眺めて歩いていた。ただし垣根の内側は、桂に住むようになるはるか以前に一度だけ見学した、それぎりである。当時、印象深く庭園を経巡ったので、本書を開いていると記憶を呼び覚ましてくれるショットがいくつもあった。


モノクロームが幽玄な雰囲気さえ湛えており、カラーでは見過ごしがちになる構造的な特長をくっきりと示している。石元泰博の視線、画面の切り取り方はまるでモンドリアンだ。

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この写真集が届く少し前、甲斐扶佐義『八文字屋の美女たち』(八文字屋、一九九一年一二月二七日)という私家版写真集を某古書店で求めていた。この同じ年に『Kids』と『狸橋の子どもたち』(ともに八文字屋、一九九一年)を刊行しているから(はっきり分らないが、それ以前に写真集は出ていない)甲斐氏にとって九一年はエポックメイキングな一年だったようだ。八文字屋は甲斐氏経営の酒場。一度だけ知人に連れられて入ったことがある。ちょうど水上勉が飲んでいた。作家を取り巻く空気がみょうに重かったのを思い出す。

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《「八文字屋の美女たち」も急仕立ての写真集となった。
 本来なら、「美女めくり 365日」がある出版社から先に出る予定だった。そのために、1000人以上の女性を撮った。いずれ、出版社をかえて、ちがう形で出すつもりである。

《本書に登場ねがった方々は、二、三の例外を除けば、いずれも、この一年あるいは、十数年来親しくしてもらっている女性ばかりである。一連の美女写真作製のプロセスの副産物は、いつか、「カイも歩けば、客(美女)にあたる」という日記で、発表したいものである。》(ともに「あとがき」より)

バブル時代のヘアーやファッションがなつかしいというか、ああ、こういう時代だったんだなあ、と思わせてくれる。どれもいい写真だ。やっぱり、これらもモノクロームだからこそ、という気がする。


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by sumus2013 | 2015-05-15 21:01 | おすすめ本棚 | Comments(0)
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