林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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仏国道路記事

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『筑摩書房の装幀』が追い込みだったこともあって今年はまだ二度ほどしか古本屋をのぞいていない。それでも「どうしてこんなものが?」とつぶやいてしまう資料を見つけた。京都の古書店、まだまだ懐が深いゾ。

それはこちら、山崎直胤(やまざきなおたね、嘉永六年1853〜大正七年1918)訳『仏国道路記事』。表紙はない。本文こより綴じのみ。これで完本なのかどうだか。奥付のようなものもなく版心に「墺国博覧会事務局」としてあるだけ。

山崎は大分の諫早出身。明治三年(一八七〇)新政府に出仕。民部省から工部省へ移り、明治五年(一八七二)にフランスへ出張した。ウィーン万国博覧会事務官を務めた後、明治八年(一八七五)に帰国しているから、まずはそれ以降の著作であることは間違いない、他にも『仏国民法註釈』『近代欧洲史観』『租税説』『仏国政法提要』など日本近代化のためのアンチョコになるような訳書があるようだ。

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内容を少しだけ拾い読みしてみた。当たり前ながらそう面白いものではない。参考までに引用すると、例えばヨーロッパではどこの国でも道路沿いの並木が印象的だが、それについてこのように書かれている。

《道路ノ境界ヲ厳ニシ且夏日ニハ日光ヲ蔽遮シ冬天降雪ノ時ニハ道條ヲ明カニ示スカタメニ道路ノ両側ニ樹木ヲ列植ス此列植ノ法ハ屢変更アリ道路ノ為ニ植エシモノト民人随意ニ其田圃ノタメニ植エシモノハ千七百八十九年以来三種ノ法律ヲ以テス第一ノ法律ハ道路ニ接隣スル地主ハ己レノ地面上或ハ道路上ニ樹木ヲ列植セシメテ並木トナシ第二ノ法律ハ特ニ道路ノ地面中ニ之ヲ植エシメ第三ノ法律ハ道傍ノ地主ノ地面中ニ植エシメテ其距離ハ官ヨリ定メマタ植タル樹木ノ欠クルトキハ道路該司ノ督工長アンゼニウールアンセーフノ告白ヲ受レハ直ニ其欠木ヲ補ハシメタリシカ千八百五十年以来ハ道幅十「メートル」以上アル道路ノ並木ハ官ニテ植エ 民法六百七十一條ニ依リ私有地ヨリ二メートル距テ植ルヲ要ス 道幅十「メートル」以下ニシテ道路ニ属スル地面中ニ植ユルコトアタハサルトキノミ道側ノ私有地ニ植エシムルコトトナレリ

並木ひとつ取っても古くからいろいろ難しい取り決めがあったようだ。興味を抱かれた方は近代デジタルライブラリーにて読んで頂きたい。こちらの本には表紙が付いている(たぶん後付けだろうと思うが)。

仏国道路記事
http://kindai.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/846131





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by sumus2013 | 2015-01-28 19:57 | 古書日録 | Comments(0)
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