林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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冬の宿の検印

f0307792_20464686.jpg

阿部知二『冬の宿』(角川文庫、一九五五年六月一〇日再版)とそこに挟まっていた刊行案内の栞と読者カード。単行本『冬の宿』はかなり前に紹介したことがある。この装幀がけっこう好きだった。

冬の宿

問題は文庫本ではなく、そこに挟まれているこちらの受領証。

f0307792_20464521.jpg
阿部知二宛。印刷部数三、五〇〇部/「冬の宿」再版。日付は昭和三〇年六月六日。振り出し元は角川書店編輯部検印紙係。検印紙に作家の判をもらい、それを受け取ったという証にこの紙を阿部に渡した、ということだろうか(?)。とすれば阿部知二旧蔵書である。

ちょっと不思議なのは、この本の奥付には検印紙が貼られていないこと。そして発行日が十日なのに受領日が六日だということ。普通に考えれば、新刊書というのは発行日よりも早く店頭に並ぶはずだからこれでは間に合わない。

f0307792_20464164.jpg

貼らない検印紙を受領したのか、まさか。「印刷部数三、五〇〇部」としか書かれていないのも気になる。三千五百の印を捺印するのは検印係が手分けして捺したとしてもけっこうな手間だろう。いろいろな可能性が考えられるが、あるいは形だけの受領書なのかもしれない

手許にある昭和三十年前後の角川文庫を調べてみると、検印紙があったり無かったり、まちまちである。下は大佛次郎『地霊・詩人』(角川文庫、一九五六年一一月三〇日)で阿部の本より一年以上後の発行だが、検印紙はちゃんと貼られている。

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『書影でたどる関西の出版100』(創元社、二〇一〇年)には奥付に検印紙を貼付けた。

書影でたどる関西の出版100 検印紙

この『関西の出版100』先日、創元社の営業の人に偶然会ったときに「完売しました」と言われた。むろん増刷はないが、とりあえず肩の荷は降ろした。


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by sumus2013 | 2014-12-09 21:24 | 古書日録 | Comments(2)
Commented by akaru at 2014-12-17 10:22 x
今丁度、阿部知二と宮崎修二朗翁のエピソードを書いてます。「KOBECCO」2月号に載る予定です。出たらブログでお知らせしますのでまたよろしくお願いいたします。
Commented by sumus2013 at 2014-12-17 19:56
それは読ませていただくのが楽しみです。
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