林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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古文書拝見

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箱庭さんより《いま京都の同時代ギャラリーでは、箱庭で彫金教室を開講してくれているBOCCA生駒美佳さんの個展が催されているのですが、そこへ同志社のK先生が来られて、展示品の仏語の古文書をご覧になり林さんに是非見せたいと仰って写真を撮って行かれたそうです。》というメールを頂戴した。

K先生からも「いっぺん見とき」というお電話を頂戴した。本日は京都文化博物館で池大雅を見て、戸田勝久展を見て、ユニテでの古本市を冷やかしてと予定していたのでちょうど都合がいい。同時代ギャラリーの生駒さんの展示ものぞかせてもらうことにした。


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その古文書というのが一番上の写真。なんとも迫力がある。フランスの古書店でもバラになった古文書をけっこうな値段で売っているが、こんなに分厚い文書の束は見かけたことがない。生駒さんはこの古文書の一部を使って素敵なアクセサリーを制作しておられた(壁のポスターに見えるしずくのような形の作品)。その加工をしたときに非常に良質な紙を使っていることが分ったとおっしゃっておられた。フランスの西海岸の古書店から購入されたそうだ。表紙は羊皮紙。麻ひもで綴じてある。

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内容は、専門家の方に見てもらったところ、結婚や借金の記録だそうだ。表紙に「1684 1685」と年号が書き込まれている。たぶん綿密に記録されていた住民台帳の一部なのであろう。ところどころにスタンプが捺されている。スタンプは少なくとも二種あったが、いずれにも「TOLOZE MONTO」という文字が読み取れた。TOLOZE という地名(および姓)はフランスの各地にあるようだ。おおざっぱに言って南部に多い(パリにも綴りの少し違う「THOLOZE」通りがあるが)。

まあ、よほどの専門家でもない限り内容を云々することはないにしても、ご覧のような古い紙の美しさ、筆蹟(もちろん手書きです!)の見事さには息をのむ。一六八四、八五年と言えば、日本では貞享元年から二年にあたる。元禄時代の直前だ。和紙に墨書もよろしいが、このフランスの古文書の美しさも格別なり。

展示は明日九日まで。ご覧になりたい方はぜひ。

同時代ギャラリー







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by sumus2013 | 2014-11-08 20:31 | 古書日録 | Comments(0)
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