林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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ときめくコケ図鑑

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田中美穂(文)・伊沢正名(写真)『ときめくコケ図鑑』(山と渓谷社、二〇一四年二月五日)。田中さんはもちろん倉敷・蟲文庫の主。先日開店二十年と書いたところ。そのかわたら苔や亀や古本の本を次々出される売れっ子である。この本も読みやすく、見てうっとりする図鑑になっている。

《この本では、ごく身近に生えているものから、ちょっと珍しいものまで、蘚類71種、苔類34種、ツノゴケ類1種、全部で106種のコケを紹介しています。伊沢正名さんによる写真は、眺めるだけでも目が開かれるような楽しさがありますが、解説には、生えている場所、色や大きさ、雰囲気など、野外で確認できるようなことを中心に紹介していますので、気に入ったコケ、気になるコケがあったら、まずはそこから読んでみてください。》(おわりに)

じつにまとまった紹介で、この文章を読んだだけで(もちろん中味も読みましたよ、だいたい)蟲さんのクレバーさが分ろうというもの。

苔とあるく
http://sumus.exblog.jp/7581004/

胞子文学名作選


苔にはちょっとだけ苦い思い出がある。それは某出版社に頼まれた詩集の装幀だった。著者の意向が、花の咲いたスギゴケを描いて欲しい、写真じゃなくて絵で、というものだったのだ。まあ、普通ならそれはそれほど難しい注文ではない。ところが、ちょうど父が死んだ直後で田舎に帰っててんやわんやしているときにその装幀の資料が郷里の家に送られて来た。たぶん完成日が決まっていて動かせなかったのだろう。

いったいこんなところで満足な画材もないのにどうやって原稿作ればいいのか、かなり戸惑った。同封されていたスギゴケ資料というのも百科事典の写真をカラーコピーしたようなものである。仕方がないので写実的に描くのは捨てて、クレヨンで花らしきものをかいておき(花ではなくてサクですね)、そこへ水彩絵具で緑を塗ってごまかしたのだった。一見、派手になったものの「これがスギゴケに見えるだろうか?」と作者自身もいぶかったくらいである。とくにクレームもなく無事本にはなったが、もしあのとき手許にこのコケ図鑑があったら……まったく別の装幀になっていただろうなと思う。




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by sumus2013 | 2014-10-03 22:07 | おすすめ本棚 | Comments(0)
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