林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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観楓紀行4

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絵葉書「寒霞渓の彩」より


宿に着いた中桐絢海は先ず昼飯を食う。午後になっても雨は止まない。雷鳴さえ交じってくる。これでは外出できない。そこへ久保墨仙が訪ねて来る。高松の人で文雅の友である。酒と茶を好みそれらに酔うということから酔々堂主人と号している。二人で盃を重ね、結局、墨仙は宿に泊まることになった。

十一月十七日、雨はようやく上がった。小豆島から同行した花川子は緒方病院へ出かけた。絢海は中之島公園(中ノ嶋公園)へ向かう。

《園ノ長サ五町許リ幅最モ闊キ處一町余老樹ノ鬱然タルナシト雖ドモ近来梅桜柳等夥多植ヘアリ洗心館自由亭銀水楼ハ有名ノ割烹ニテ明治十三年ノ創建ナリ近時罹災ノ后荒涼トシテ修築未タ就ラス明治記念碑ハ累々トシテ碧天ヲ衝キ園中ノ最モ壮観タルモノナリ西南ノ役戦歿者ノ霊ヲ吊スルカ為ナリ園ノ東端浪華橋ノ北詰ニ茶店アリ水ニ倚テ幽閑ナリ店ノ東ニ卓叟近思碑アリ明治十四年六月旅人某友人某等之建ツト記セリ南岳翁ノ撰文得庵居士ノ題額村田海石ノ書ナリ

《予カ最モ一覧セント欲スル者ハ去十月十一日建碑式ヲ執行セシ木村長門守重成ノ表忠碑ナリ豊国神社第一華表ノ前ニアリ聞ク大阪城築工ノ遺石ニテ天保山沖ニ沈没スルモノヲ引挙タルモノナリト夫レ或ハ我小豆島ノ石ナルモ知ルヘカラス碑ノ高サ二間余ニテ厚サ一間程ナリ表面ニハ木村長門守重成表忠碑トアリ撰文ハ西村捨三君ニテ発起人ハ同君及小林佐兵衛請負人ハ坂手萬助石工ハ山口熊次郎ト刻セリ酔處翁ノ詩アリ

《建碑式ノ際南岳翁父子カ酔處翁ニ次韻セル詩アリ

木村長門守重成表忠碑

久保墨仙については情報なし。絢海は小豆島に石碑を建てるため見学に出かけたわけだが、明治二十九年の中之島公園の様子がよく分る記述になっている。酔處翁とあるのは西村捨三のこと(彦根の人、第六代大阪府知事)。小林佐兵衛は大阪の侠客。北の赤万(明石屋万吉)と通称されていた。藤沢父子は南岳と長男の黄鵠を指す。

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『日本地理辞典』(郁文舎、明治三十九年)より





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by sumus2013 | 2014-09-17 17:11 | うどん県あれこれ | Comments(0)
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