林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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新約聖書

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『NOVVM TESTAMENTUM DOMINI NOSTRI IESV CHRISTI, VULGATAE EDITIONIS』(Agrippinae, 1639)、これはジョルジュ・ブラッサンス公園の古本市で以前求めたもの。携帯用の手のひら『新約聖書』、タテ約十センチ。

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先日の本を食べる話を探してみると新約なのでエゼキエル書はむろんないがヨハネ黙示録の該当箇所は次のようになっている。ウルガータ版と断っているので当然ながら細かい記号以外は全く同じ文章である。

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ラテン語版ではこれら二つの本(巻物)は単語が違っていることはすでに引用したが、フランス語ではどちらも「livre」のようで、手近の『LA SAINTE BIBLE』(VERSION SYNODALE, 1957)司教区会議版聖書にではこう書かれている。まずエゼキエル書。三行目に「ce livre」。

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そして黙示録。二行目「le petit livre」。

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フランス語の「livre」も古くはパピルスでできた巻子の形をも意味したらしい。

《Ouvrage écrit (le plus souvent d'un seul côté) sur un support varié et se présentant sous la forme d'un rouleau. Livre de papyrus; livre sur soie. À la voix du premier (le Dieu des chrétiens) les fleuves rebroussent leur cours, le ciel se roule comme un livre (Chateaubr., Génie, t. 2, 1803, p. 485).》(http://www.cnrtl.fr/definition/livre)

ただオリジナルの意味がどうであれデューラーが描いているようにおそらくかなり古くからヨハネ黙示録の記述は冊子本というふうに理解されていたのではないかと思う。小さな巻物なら食べて食べられないことはないだろうが、冊子本(中世の冊子本は分厚い板で装幀されている)は現実的に食べるのは無理。しかし、食べられないものが食べられる方が神業の威光が増すというものか。

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by sumus2013 | 2014-09-01 22:34 | 古書日録 | Comments(0)
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