林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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華洲と瓢水

f0307792_20255761.jpg

夜の気温が下がってはっきりと秋らしい空気を感じる。ということで多少早いがお月見の短冊を出してみた。署名も印章もともに「華洲」。もし船川華洲だとすれば円山派の画家で山本春挙の弟子、京都の人。

と、これ一枚では寂しいのでもう一枚。こちらは瓢水とあるが、おそらく瀧瓢水(たきのひょうすい)であろう。kotobankによればこのような人物である。

生年: 貞享1 (1684)
 没年: 宝暦12.5.17(1762.7.8)
江戸中期の俳人。通称は,叶屋新之丞のち新右衛門。別号は富春斎,一鷹舎,剃髪して自得。播磨国別府(兵庫県加古川市)の富裕な船問屋。一代で没落させた。俳諧においては,小西来山系の前句付作者として出発,のち松木淡々に師事。おおむね郷里を中心として,雑俳点者の地歩を固めていった。『続俳家奇人談』は,「俳事に金銀を擲ちて後まづしかりしも,心にかけぬ大丈夫」と,その人品を伝える。『五百韻』『播磨拾遺』など,編著は多い。画事もよくしたという。<参考文献>長谷川武雄『俳人滝瓢水』 (楠元六男)

『近世畸人伝』ではその人柄をこのように描いている。

播磨加古郡別府村の人、滝野新之丞、剃髪して自得といふ。富春斎瓢水は俳諧に称ふる所なり。千石船七艘もてるほどの豪富なれども、遊蕩のために費しけらし。後は貧窶になりぬ。生得無我にして酒落なれば笑話多し。酒井侯初メて姫路へ封を移したまへる比、瓢水が風流を聞し召て、領地を巡覧のついで其宅に駕をとゞめ給ふに、夜に及びて瓢水が行方ヘしられず。不興にて帰城したまふ後、二三日を経てかへりしかば、いかにととふに、其夜、月ことに明らかなりし故、須磨の眺めゆかしくて、何心もなく至りしといへり。又近村の小川の橋を渡るとて踏はづし落たるを、其あたりの農父、もとより見知リたれば、おどろきて立より引あげんとせしに、川の中に居ながら懐の餅を喰ひて有しとなん。京に在し日、其貧を憐みて、如流といへる画匠初、橘や源介といふ。 数十張の画をあたへて、是に発句を題して人に配り給はゞ、許多の利を得給んと教しかば、大によろこび懐にして去りしが、他日あひて先の画はいかゞし給ひしととふに、されば持かへりし道いづこにか落せしといひて、如流がために面なしと思へる気色もなし。所行、大むね此類なり。はいかいは上手なりけらし。おのれが聞ところ風韻あるもの少し挙。》(滝野瓢水

上記文のあとに代表作とされる俳句もいくつか引用されている。

 消し炭も柚味噌に付て膳のうへ

 手に取ルなやはり野に置蓮華草

 さればとて石にふとんも着せられず

 有と見て無は常なり水の月

 ほろほろと雨そふ須磨の蚊遣哉

もうひとつ、別のサイトで引用されていたものを。

 浜までは海女も蓑着る時雨かな


禅のディアレクティックか。悪くない。「石にふとんも着せられず」は耳にしたことのあるフレーズだ。

f0307792_20255595.jpg
ということで、これが読めないのだが、例によって読めるところまで読んでおくので、読者の皆様、ご教示よろしく。

 在竹老人を
 いたみて

 娑婆はみな別れてまさる[?]かな  瓢水

【ご教示いただきました。「?」のところ、漢字「寒」ではないかと。たしかにそうですね、季題にもなりますし、寒(さむさ)で決まりです】

瀧家の探墓を行っているブログもあった。石にふとんも着せられず」の「石」を見つけ出した。これは興味深い。

滝瓢水研究①

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by sumus2013 | 2014-08-29 21:19 | 雲遅空想美術館 | Comments(2)
Commented by こがね丸 at 2014-09-02 18:20 x
寒かな でどうでしょう
Commented by sumus2013 at 2014-09-02 20:30
寒かなですね。
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