林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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変わり栞

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雨模様の一日、ごそごそと探し物をしていたところ、栞を溜め込んでおいた小箱が現れた。玉手箱かパンドラの箱か、とにかく「開けてはいけない!」と思いつつ、フタを開いたのが運のつき。手に取りはじめるとキリがなく、結局は全部ひっくり返して見直すことになった。栞は本当に様々なデザインと材質があり、それによって時代の鏡ともなっているようだ。

善し悪しは別にして、オオッと思ったのが上の二枚。魚型は桜の樹皮とコルクを張り合わせたもの。こけし型の方は津軽こけし館「純金のこけし」。これはまさか金ではないと思うが、それにしても何という趣味だろう。

《純金こけしは、市民が応募したアイディアに基づき、ふるさと創生資金1億円で制作され5年後には換金し、「まちづくり市民財団」の基金として、人材の育成などを図る予定です。》

と書かれている(ふるさと創生資金は竹下内閣のもと一九八八〜八九年にかけて全国各市区町村にばらまかれた)。原形は盛秀太郎。津軽随一のこけし作りだ。《5年後には換金》としてあるけれども、純金こけしは現在も健在のようで、お友達の純銀こけしも隣に並んで展示されているらしい。本日の金地金の買取価格はグラム当たり4300円前後、ということは二十五年前に1億円だったこの純金こけしは目下2億5千万円くらいにはなっている。

他に古そうな栞をいくつか。立川書店の『熟語正解漢和大辭典』は一九三四年一月発行。チャーチルの『第二位世界大戦回顧録』は毎日新聞社が一九四九年に発行開始しているので《明春三月発売》を信じれば一九四八年のもの。銀座一丁目六の銀座書店については不詳。

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続いてもう少し新しいところを三枚ほど。サガンの『悲しみよこんにちは』(Bonjour Tristesse)は一九五七年映画化。タカラミシンは《宝島上映記念》と記されている。この「宝島」はおそらくディズニー映画だろう。ならば一九五〇年公開(日本は翌年)。

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左の青森の栞はカレンダー付き。一月一日が土曜日で二月が二十八日、というのはこの栞の雰囲気からして一九八三年(昭和五十八)ではないかと思う。


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まだまだいくらでもあるが、ひとまず最後はご当地京都嵐山。写真の写が旧漢字なので昭和三十年代だろうかとも思うが、はっきりしない。

発見(というか再発見)は以前(十三年前です)大貫伸樹さんからちょうだいしたファックス。栞といっしょに保存されていた。それによれば大貫さんが所蔵しておられる最古の栞は(むろんその当時ということですが)明治四十四年の『辞林』の「志を里」だそうだ。与謝野晶子・山川登美子らの『恋衣』に挟まれていたという。







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by sumus2013 | 2014-08-28 21:52 | 古書日録 | Comments(0)
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