林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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朱竹垞詩鈔

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久しぶりに漢詩集を得た。タテ十二センチメートルほどの袖珍本(袖に入るくらいの小さな本)。本文には虫食いがけっこうきている。表紙も替わっているようだ。表紙にはご覧のように「朱竹坨/詩鈔/角田膽岳」と墨書、そして誰が書いたものか鉛筆で「Sumida」と横文字が補ってある。

角田膽岳誰なのか? とにかく検索してみたところ、ひっかかったのは一件のみだった。中国浙江省生まれで大正十一年に東大経済学部を卒業、教員や編集者をしながら文筆活動を続けた郁達夫(1896-1945と漢詩人・書家の服部膽風(1867-1964)との交流を述べたサイトに登場していた。

郁達夫與日本友人服部擔風
http://big5.gmw.cn/g2b/books.gmw.cn/2007-02/28/content_560360.htm

服部膽風の居所である藍亭(水郷の街・弥富町を行く)に住み込んでいた天才少年が角田膽岳だというのである。これは何かたいへん由緒ある手沢本という雰囲気になってきた。ただし、それ以上のことは何も分らない。

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封面題には『朱竹垞先生詩鈔』、内題は『竹垞詩鈔』。朱竹垞は清代の詩人で学者、絵も字もよくした人物である。このコピーには刊記もないが、関西大学と関西学院大学がそれぞれ一部所蔵している模様で、それによれば文化六年六月(一八〇九)と文政二年九月(一八一九)の版があるらしい。

朱彝尊(1629年-1709年),字锡鬯,号竹垞,明末清初浙江嘉兴人。

圖書館學與資訊科學大辭典

なお竹垞と竹坨との二種類の表記がある。垞と坨では音が違うはずなのだが……。

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裏表紙にはこのような記名がある。角田膽岳とは明らかに手が異なる。名前の方は「嶽蓮」「嶽蓮外史」でいいだろうが、脇にある住所(?)はどう読めばいいのか。仮に「入江市下舟良」と読んでおく(乞御教示)。入江だとして、入江という土地は全国にあるし、舟良の方はどこにも該当する土地はないようだ(グーグルで検索しただけですが)。さてどこのどなたやら分らないのが少し残念。

と思って、本文巻頭頁(上から二番目の写真)を見直していると、消された鉛筆文字に「伊吹町」とあるのがかろうじて読めるような気がしてきた。伊吹町は滋賀県だ。滋賀県で入江といえば、米原市入江になるのだろうか。

【コメント欄で解読にご協力いただき「入江村下多良」だという結論になりました】






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by sumus2013 | 2014-08-17 20:47 | 古書日録 | Comments(4)
Commented by こがね丸 at 2014-08-18 19:34 x
今村下多良?人名だとおもいます
Commented by sumus2013 at 2014-08-18 20:09
村ですか。村は「お」みたいな形ですよね。これは少し違うようにも思いますが、意味としては村の方がいいですね。今と多はどうでしょうね……。名前ですかねえ……?
Commented by こがね丸 at 2014-08-18 22:03 x
失礼しました、入江村下多良(しもたら)現在の米原市下多良ですな
Commented by sumus2013 at 2014-08-19 14:44
なるほど! これでスッキリしました。ご協力有り難うございました。
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