林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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尖端短編集

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『尖端短編集 アメリカ尖端文学叢書』(新潮社、一九三一年一月一日、装幀=辻克己)。善行堂にて。表紙のコラージュ表現にひきつけられた。辻克己は明治二十五年高崎生まれ。幼年期に北海道に渡る。画家を志して上京、大正七年、日向の「新しき村」に参加。昭和初期には高円寺で「静かなるドン」という喫茶店を開いていた。長らく図案や広告の仕事もしており『現代図案カット大成』などの著書がある。

櫻井本を蔭で支えた大同出版…『現代図案カット大成』
http://d.hatena.ne.jp/shinju-oonuki/20071018/p1

短編集の内容は以下の通り。題名、著者名、訳者名

ウアイオミングの酒…… アーネスト・ヒーミングウェー 阿部知二
暗殺者…………………… アーネスト・ヒーミングウェー 三土漠
遠来の選手…………… ベン・ヘクト 三土漠
アンダアソン集………… アンダアソン 長野兼一
マイケル・ゴールド集… マイケル・ゴールド 早坂二郎
結婚式…………………… スコット・フィッゼラルド 草加帯
中西部戦線異常なし…… ジョン・リッデル 堀敏一
ウエルズ訪問記………… ジムタリー 松本正雄
呆れた愛蘭……………… ジムタリー 松本正雄
村の医者…………… ドライザー 松本正雄
小モーパスサン…… ドライザー 堀敏一

黒人文学集(カルヴァートン選)
ファーン…………… ジャン・トゥーマー 新居格
燧石の中の火……… ウォーター・ホワイト 新居格
黒い王女…………… デユ・ボワ 山室静

「訳者の言葉」(早坂二郎)から印象的な部分を引いてみる。

《一九二〇年にパツと競ひ咲いたアメリカ文学の花園は、更にジャズとナンセンスと、エロとグロと、スピードとスカイ・スクレイパーと、ドルとユーモアと、そして機械と、ネオ・ヒューマニズムと、……さうしたあらゆる高度近代文化的複雑性を吸摂して、こゝに断然アメリカ的なアメリカ文学の一大芸苑を繰りひろげるに至つた。
 アメリカの世紀として迎へられた二十世紀は、かくして文学においてもアメリカ第一主義の実現を約束した。》

《ジョン・リッデル
 これも軽妙でウィッテーな流行作家の一人である。彼のもつニュアンスは本集の一篇だけでも充分に味へると思ふが、高度にアメリカナイズされたニッポンには、やがて奔流の如く輸入される作家であることを保証する。》

高度にアメリカナイズされたニッポン……昭和五年(序文の書かれた)時点においてもすでにこういう表現が妥当な文化状況だったらしい。

アメリカ尖端文学叢書のラインナップ。エロ・グロそしてプロレタリア!

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by sumus2013 | 2014-08-12 20:54 | 古書日録 | Comments(0)
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