林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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中澤弘光 屋根と窓

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中澤弘光『屋根と窓』(有光社、一九四三年一〇月一日)。日本の古本屋で探すと画像付きの出品があった。それを見るとカバーがなかなか可愛らしい。こちらはカバー無し。ちょっと残念だが、安かったのでよしとしておこう。今、ちょうど中澤弘光展が三重県立美術館で開催されていることを知って引っ張り出してみた(九月十二日まで)。

生誕140年-中澤弘光展―知られざる画家の軌跡

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序文はないが「本画集について」と題したあとがきのようなものがある。

《私が、三四十年旅行して来た折のスケッチは、可なりあるが、鉛筆の線も淡く、弱く、堅実さを欠くものが多い。ただ自分の記念に、描き溜めて置いた中から、屋根上の装飾と窓とのあるのを選んで、纏めて見た。それが有光社の近藤信夫君の厚意によつて、今度「屋根と窓」といふ本になつたのである。

《口絵その他の色刷には、油彩スケッチ、水絵単彩等があつて、今日の戦時下、少し贅沢な本にはなつたが、他日、我が日本郷土にあつた、屋根と窓との、装飾的美的景観を。追憶する画集ともなれば、私の幸である。
  昭和十八年七月十日》

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油彩画口絵「清水寺八坂の雪」。これは京の寒さが良く出た佳作。


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「先斗町」。この角度ならドームのある建物は三条通りになるのか?


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「鳥屋町通り」……大阪、天神橋五丁目の「春駒」だろうか? それなら現在も繁昌している。


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「仙台ホテル」、仙台駅前に建っていた。一八五〇年創業。平成21年末で営業終了。現在は複合商業施設エデン(EDEN)になっている。


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「フロレンスの煙突」


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「パリー所見(その三)」、一九二二年九月二二日の日付が書き込まれている。本ブログの読書の方にはお馴染み古本マルシェの開催されるサンシュルピス寺院をフェルー通りから眺めた図。

有光社はどこかで聞いたことがある名前だと思ったら青山二郎装幀「純粋小説全集」の版元だった。出版物は国会で調べた限りでは昭和七年から十八年まで、仏教と文学を柱にしながら様々な方面の書物を多数発行している。以下そのごく一部。

印度経済の研究 末高信 昭和7

難思 村田鉄三郎 編 昭和10

純粋小説全集
第2巻 衣裳花嫁 林房雄 昭和11
第3巻 下界の眺め 武田麟太郎 昭和11年2月25日
第4巻 鞭を鳴らす女 岸田国士 昭和11
第5巻 情熱の伝説 尾崎士郎 昭和11
第6巻 稲妻 林芙美子 昭和11
第7巻 春箋 芹沢光治良 昭和11
第8巻 弄獅子 室生犀星 昭和11
第12巻 春の行列 岡田三郎 昭和11
第13巻 強者聯盟・津軽の野づら 深田久弥 昭和11
第1巻 盛装 横光利一 昭和12
第9巻 白い蛇赤い蛇 舟橋聖一 昭和12
第10巻 罌粟はなぜ紅い宇野千代 昭和12

天國地獄 上巻 村山知義 昭和14年3月17日
天國地獄 下卷 村山知義 昭和14年4月25日
宗教年鑑 昭和14
観音の札所と伝説 清水谷善照 昭和15年3月22日
裸身の道 中井正晃 有光名作選集 昭16
観音図集 絵画彫刻 昭16
一茎の花 富樫寅平 有光名作選集 昭16 
おぢいさんのランプ 新美南吉 昭和17年10月
美しき風 美川きよ 昭和18
一つの石 青野季吉 昭和18

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by sumus2013 | 2014-08-05 20:46 | 古書日録 | Comments(2)
Commented by arz2bee at 2014-08-07 16:02 x
林さんは窓と何でしょうかね。
Commented by sumus2013 at 2014-08-07 19:41
窓と扉と言いたいところですが、扉はいろいろ試みるわりにうまく行きません。
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