林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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科学画報

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『科学画報』大正十三年新年号(新光社、一九二四年一月一日)。表紙《完成近づけるレヴイアタン(原色版オフセット)……岡部長節筆》。表紙を描く岡部は画家ではなく本誌の編集者だったようだ。後には編集長となっているし、科学啓蒙の単著をふたば書房や誠文堂から何冊か出しているようだ。

この時点での編輯主幹は原田三夫。愛知県生まれで、札幌農学校入学。有島武郎に私淑。中退後に八高を経て東大理学部植物学科を卒業している。『子供と科学』(一九一七)、『少年科学』(一九一七)、『科学知識』(一九二一)、『科学画報』(一九二三)、『子供の科学』(一九二四)などの創刊に関わった。著作多数。息子に『ロボット三等兵』の漫画家・前谷惟光。

やはり科学写真雑誌のおもむきがあり、世界の科学的成果や研究、あるいは植物、生物、考古などの分野における珍奇な写真の紹介に努めている。この新年号からはこちら、伝書鳩飛行機を紹介しておこう。鳩の本場フランスでの光景だが、黒岩比佐子さんがご健在ならすぐにメール添付でお報せするところである。

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『科学画報』大正十三年三月号(新光社、一九二四年三月一日)。表紙《犯罪者の最もおそるゝ写真電送の最新装置(原色版オフセツト)》。

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主幹による記事「北海道の旅」より木田金次郎の写真。上述したように主幹原田は有島武郎の弟子のようなもので、木田とも面識があったようだ。木田は有島の小説『生れ出る悩み』で主人公として描かれた漁師画家(有島の心中の後、職業画家となった)。

《こゝには白水会という会があつて年齢と職業にかゝはらず、時々相集つて、芸術と科学を語る。出迎へて下すつたのはその会の人々であつたが有嶋の愛児木田君を通じて、武郎さんの感化も少なくないやうだ。》

ここで原田は求められて相対性理論の話をするが、原田自身十分に理解しておらずしどろもどろとなって終わったと書かれている。



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『科学画報』大正十四年三月号(新光社、一九二五年三月一日)。表紙《風力を利用した最新発明の珍型船(原色版オフセツト)……岡部長節筆》。

昔の雑誌には必ずあったように本誌にも「科学画報代理部広告」が掲載されている。要するに自社の通販ページ。パテーベビー(家庭用活動写真映写機)、蝶印ハーモニカ、ギター、ピアネツト、マンドリン、鈴木バイオリン、エンホニコン(ハーモニカに似た楽器)、米国製ゼム安全カミソリ、ウヲーレンサツク(懐中望遠鏡)、工具、薬のイロイロ、ベストコダツク、ヒコレツトカノラ、ブラウニー、ベリター、ピストン高級万年筆、コロンビヤ帳簿立、標本のイロイロ……。読者層がおおよそ想像できるような品々である。

そのなかで目に留まったのが「火消だるま」。消化剤がつまったセルロイド製のだるま。

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ひょっとして今もあるのかな? と思って検索してみたが「火消だるま」にピッタリ当てはまる記事は見つけられなかった。愛国化学研究所「家庭消防 火消だるま」広告びらの売り物が一軒ヒットしたくらい。





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by sumus2013 | 2014-07-27 20:53 | 古書日録 | Comments(0)
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