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五代目大橋宗桂将棋図式他に三木書楼として次の本がある。 福島順棊 將棊絹篩 上・下 1883 三木美記については下記サイトが詳しい。 詰棋書落ち穂ひろい190 赤池賢齋『將棊圖解』 重複するところもあるが『出版・書籍商人物情報大観』(金沢文圃閣、二〇〇八年)から大阪開成館「三木佐助」の項目を部分的に引用しておく。 《三木家の祖は文政八年七月河内屋総本家柳原喜兵衛氏より別家して河内屋佐助と称し赤本の出版と貸本を商ひそれに籐の販売を兼業してゐたが、二代三代に及んで貸本を廃し自宅に板摺場を設けて木版の詩作書、雑書の出版を行ひその傍ら漢籍、唐本、法帖類の販売を行つてゐたが業況は極めて微々たる状態にあつた。然るに四代佐助氏に及んで業況は頓に盛大を極め斯界の大書肆たる礎を築いた。》 四代佐助は山城国相楽郡の出身で丁稚奉公から明治二十六年に三木家の養子になったという。書籍だけでなく茶業や楽器輸入も手がける実業家でもあった。心斎橋筋久宝寺町角という住所では現在も三木楽器開成館(大阪市中央区北久宝寺町3-3-4)が営業を続けている。HPには《SINCE 1825》と掲げられている(すなわち文政八年です)。 三月二十一日に「将棋無双」第八番がやっと解けたという記事を書いた。つづいて同じ『詰むや詰まざるや 将棋無双・将棋図巧』(東洋文庫282、平凡社、一九七六年版)から名作の誉れ高い第二番を解きにかかった。下の図は解答がすぐ横に掲載されているが、もちろん最初から解答を見ずに図面だけ別に書き写して、その図を持ち歩いてヒマを盗んでは考えていた。しかしこれはかなり大仕掛けな作品で容易に解けるものではない。四月、五月とほぼ二ヶ月間は思考の堂々巡りをくり返していた。
by sumus2013
| 2014-07-20 21:23
| 古書日録
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Comments(2)
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