人気ブログランキング | 話題のタグを見る

林哲夫の文画な日々2
by sumus2013


パロール

パロール_f0307792_00314109.jpg

プレヴェール『パロール』のポケット版。左がリーヴル・ド・ポッシュの一九五八年版、右がガリマール書店のフォリオ一九七八年版。古本としてはどうということのないものだが、このペーパーバックの安直な雰囲気が好きなのでつい手が出てしまう。

リヨン駅の近くの古本屋で求めた。ついでに、リヨン駅には用事はなかったのだが、SNCF(フランスの国有鉄道)がTGVなどを中心にストライキを打っていると聞いてのぞいてみた。スト(グレーヴ)は珍しくもないが、今日で四日目なので観光客の移動はもちろん、通勤(パリへ入る道路が渋滞)、またバカロレア(大学等への入学資格試験)にも影響が出ているようだ。たしかに大勢の人たちが待機していた。TGVは全部ではなく半分くらい運休しているようだった。

パロール_f0307792_00331769.jpg


パロール_f0307792_00340543.jpg


パロール_f0307792_00355258.jpg


パロール_f0307792_00345527.jpg

今、こちらでは当たり前ながら、サッカーのワールドカップの話題でもちきり。フランス代表(レ・ブルー Les Bleus)は先週日曜にジャマイカと最後の練習試合をして8-0で圧勝したためフランスではもうワールドカップに優勝したような騒ぎだ。なにしろ二〇一〇年は予選も通過できないどころか一勝もできない惨憺たる結果だったため、ディディエ・デシャン監督率いる今回のチームへの期待が大きい。ただし主軸のリベリが怪我で出場しなかった。これが不安要因だが、エースのベンゼマは絶好調の様子。ホンジュラスとの第一試合は十五日。予選グループの対戦相手にも恵まれているので予選は通過すると思う(たぶん)。


こちらがリヨン駅とバスティーユ広場の中間あたりにある古本屋、リブレリー・ラ・シレーヌ。表の平台もわりと拾えるし、古い本も安く(petit prix, 3〜10ユーロ)して並べているのも好感がもてた。店内も日本の古本屋によく似ている。わりと気楽に入れる店だと思う(扉も開いたまま)。

パロール_f0307792_00562862.jpg



by sumus2013 | 2014-06-15 00:51 | 古書日録 | Comments(0)
<< ソー KATI HORNA >>