林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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欧和対訳図書館辞典

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間宮不二雄編纂『欧和対訳図書館辞典』(文友堂書店、一九二五年一〇月五日)。東京本郷で生まれた間宮は小学校卒業後、丸善で丁稚として働きながら東京府立工芸学校(現東京都立工芸高等学校)の夜学でタイプライターを学んだ。タイプライターの製造をしていた黒澤貞次郎に認められアメリカへ留学、そこで図書館の重要性に気付き、帰国後は大阪で図書館用具の販売を行う間宮商店を開いた。大正十年のこと。間宮商店の社員だった森清(後、国立国会図書館職員)は日本十進分類法を考案した。間宮はその普及に尽力したという。その蔵書は富山県立図書館に寄贈された。(以上ウィキによる)

本書の「序」において間宮はまず図書館の分類基準や用語の不統一を、また類書のないことを嘆いている。その不便を埋めるため自ら用語集を作ったところ文友堂の堀徳次郎に勧められて出版することになった。草稿は東北帝大図書館の司書田中敬(後、大阪帝大図書館嘱託、近畿大学図書館長)に見てもらった。印刷中に笹岡民次郎が近代欧米著述家の雅号と本名対照表を寄せてくれたので収録した、そのような事情が述べられている。

間宮が欧米の書を参考にして作った本書の標題紙(タイトル・ページ、扉)。こうしておけば図書館員の目録作製が楽になるという意図だそうだ。

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目次。

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ざっと目を通していると「Open air library. 露天文庫」という項目が目にとまった。

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《十数種又は数十種の図書を各別に鏝を通し, 是に紐又は鎖を付して, 簡単なる展列台に装置し, 神社仏閣, 公園等多人数の集まる場所に出陳し, 全く無制限に市民の閲覧に供するものにして, 我国にては, 大阪市立図書館が試みたる事あり.》

露天文庫は昭和十七年の日比谷図書館にもあったそうだが、これとは少し違うようだ。


和書と洋書の形状名称と寸法の一覧。

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校正記号(洋書、和書)と校正の見本も附録している。

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これでもかと詰め込んである。間宮の情熱が伝わってくるようだ。判型は新書サイズ。これも持ち運びや参照するときの手軽さを考慮したのだろう。

最後に奥付・検印紙と古書店レッテル。

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昭和十年版『古本年鑑』(古典社)を見ると津田書店の住所は大阪市西成区西萩町8、専門は「詩歌、絶版」となっている。ただし旧蔵者によってこの住所は消され「南区大淀南町中之町六二」とペンで上書きされている。さて、どういうことか? 

なお、このレッテルにある地下鉄花園駅(花園町駅、大阪市西成区)は昭和十七年五月十日開業。ということはそれ以後に印刷されたもののはずである。


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by sumus2013 | 2014-04-14 21:01 | 古書日録 | Comments(0)
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