林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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破草鞋

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百拙元養の漢詩紀行文『破草鞋』写本を入手した。双白銅というわけにはいかなかったが、本ブログの読者諸兄に対してわざわざ断るまでもなく、そうたいして値の張るものでもなかった。

百拙についてはウィキの記述が簡明【百拙 元養(ひゃくせつ げんよう、寛文8年10月15日(1668年11月19日)– 寛延2年9月6日(1749年10月16日)。京都生まれで臨済宗から黄檗宗に転派。近衛家の帰依を受けてその菩提寺海雲山法蔵寺を復興し初代住持。七十二歳で黄檗山首座。法蔵寺に示寂、八十二。詩文や書画を得意とした。

『破草鞋』は『碧巖録』にある言葉、ここでは紀行文の意味であろう。実際に豊岡、姫路、兵庫を旅した記録と漢詩からなる。

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序文の末尾に《住但州興国禅寺百拙山僧書於聴松南軒白雲深處》とある。享保三年九月から翌年までこの寺の住持となっているからその時期にまとめられたということだろう。詩はかなりの腕前とみた。本文の一丁だけ掲げる。元椿は別号のひとつ。

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旧蔵者が書写したと思われる百拙の略歴一枚が挟まれていた。

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俗姓を「辻」としているが、ウィキでは「原田」。そしてまた旧蔵者のメモが巻末に書き込まれている。

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 時維(ときこれ)昭和乙卯孟夏
  於東都神田日本堂購入
   価金百円
            甲然誌


昭和乙卯(きのとう)は一九七五年。日本堂としてあるのはおそらく日本書房の誤り。百円だったか! 負けた(その頃、コーヒーはだいたい二百五十円だったから、当時としても安い買物だったろう)。



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by sumus2013 | 2014-04-10 21:24 | 古書日録 | Comments(0)
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