林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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伊藤宗看図式第八番

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三月五日のブログで『将棋精観中巻』(松井弥七編、棋研会、一九三八年八月八日)を紹介した。その日の夜から、毎晩寝る前にこの問題にチャレンジしてきた。やっと一昨日(三月十九日)自力で解けた。盤駒には並べず、頭の中だけで解いたので、小生の軟弱な棋力からすれば二週間は上出来だろう。うれしくなったので自慢げに報告しておく。

この出題図、三筋目六段目の玉方の金は後張りである。誤植だったのだろう。透かして見ると「と」と印刷されているようだ。金と「と」なら働きは同じだが……

『詰むや詰まざるや 将棋無双・将棋図巧』(東洋文庫282、平凡社、一九七六年版)を参照してみると、この作品(「将棋無双」第八番)は上の図から九・五の「と」が省かれた形で掲載されている。三・六は「金」である。

解説によれば東洋文庫版に掲載されているのは宝暦五年に幕府へ献上された「献上図式」で、作者による解答も付されていた。昭和四十一年に内閣文庫で発見されたそうだ。ただしその第八番オリジナル図には余詰めがある(まったく気付かなかったですが)。修正案として

《玉36金を36とに代える(山村氏案)か、玉方57とを56とにする(今田氏案)ことにより前記余詰は解消する。》

三・六の駒が金だと先手がそれを利用できるため詰みが生じるということである。とならば先手の手に渡ったときには歩にもどるので金の価値がなくなって詰みに貢献できないのだ。将棋が分らないと説明しても分らないだろうから、これ以上はやめておくが、ともかく複雑な相互依存パズルなのだ。

この図を補正した松井雪山もいろいろ考えたすえに「と」案を捨てたのかもしれない。作者による解答が発見される何十年も前だから無理もない。




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by sumus2013 | 2014-03-21 20:40 | 古書日録 | Comments(2)
Commented by akaru at 2014-03-22 09:52 x
31手ですか。若い時なら挑戦したかもしれませんが、今ではハナから考えようとはしません。わたしの棋力では時間の無駄になりますので。盤に並べてならやってみようかな…ぐらいです。sumusさん、お強いんですね。
Commented by sumus2013 at 2014-03-26 10:32
akaru さまの棋力なら解けますよ。まだまだ挑戦です!
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