林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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郭徳俊 ニコッとシェー

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大阪の国立国際美術館で郭徳俊展を見て来た。記念講演会もあった。郭さんとの付き合いは古い。一九八〇年代前半、郭さんの版画作品をある画廊で買わせてもらったことが発端だったか。その後は国内はもとより世界各地で展覧会を開催されるなど活溌な活躍を見せてくれている。今年七十七歳になられるようだが、お元気そうで何よりだ。

今回の展示は一九六〇年代の絵画十七点が中心。いずれも100号以上でズラリと並ぶと迫力がある。イメージそのものも独自性を打ち出しているが、技法もまた日本画や水彩画の絵具をボンドで塗固めるというちょっとまねのできないものなのだ。日本人として京都に生まれ、幼少期には苦い体験を嘗め、サンフランシスコ講和条約によって外国籍とされてしまった不条理、さらに二十代での闘病生活、それらによって練り上げられた屈折しながらも不屈でありつづけようとする精神の強さを感じる。

大作絵画の他にも初期の具象の風景スケッチやシュルレアリスム系のペン画、木炭画など初めて見る作品が多かった。それらが非常に繊細で質の高いものなのにも驚かされた。しかし七〇年代に入るとこれら絵画の時代を封印していきなりコンセプチュアル・アートへ突入してしまう。ただし、その後ふたたび描画を軸とした作品に回帰しているように(横尾忠則を連想させるのだが)基本的には絵筆の人であろう。

具体美術と同時代に具体以外にもこんな作家がいたのである。必見と思う。

国立国際美術館

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by sumus2013 | 2014-02-22 20:57 | もよおしいろいろ | Comments(0)
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