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大隈伯肖像および印刷機あれこれ印刷機についてのコメントをいただいたので『写真技術講座6 写真製版術』(共立出版、一九五六年一月三〇日)からいくつか図版を引用しておく。まずは手引石版印刷機。こういうものはそう進歩はないように思うので明治時代もおそらく上のような機械を使ったのではないだろうか(?)。 ドイツ ハイデルベルグ社製 T型プラテン印刷機(和歌山・藤井印刷) 小気味好い機械音である。仕事してるなあ〜という感じがする。ただ思うのは、活版印刷が廃れて、編集や印刷工程などがコンピュータに頼り切っている今日では、いわゆる職人技が廃れてしまったたかのような錯覚があるかもしれない。しかし実際、仕事をしてみると、オペレータの技術によってかなりなクオリティの差が出て来るのも事実だ。例えば色合いの微妙なテイストが機械任せにはできないように。まだまだ当分の間は機械を使うのは人間だと思っていいようである。
by sumus2013
| 2014-02-02 21:42
| 古書日録
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Comments(4)
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yf
at 2014-02-03 08:23
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最初の石版印刷機、取り上げ下さりありがとうございます。小生の処では一色刷りのハイダルベルク社オフセットの版下に使うため使用していました。今日、ご紹介の名刺印刷では湯川書房・湯川さんでは不合格だと思います。プレス仕過ぎ、裏も印刷する場合があります。先の『湯川書房』展で京都の方が「活字印刷は楽、押せばいいのだから」と話されていた方があり小生は「あまいなぁ」と、この動画のプラテン機は戦前のものを使っていましたが、輸入再開で一番機が入っています。職人さんのお話ではプレスの胴圧が細くなっているとの事です。不要機、輸入会社に展示持ちかけましたが「NO」で後になって、この不要機を欲しい、ショールームに最新機と並べると。「スクラップ」になってしまった後でした。
今はどこかから手に入れ、並べているはずです。
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sumus2013 at 2014-02-03 14:03
和紙を使うとどうしてああなるのだと思います。べつに擁護する義理はありませんが。
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yf
at 2014-02-03 18:42
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付け加えようとして先にお返事頂きました。このお店の技術力ですと、おそらく裏刷りをする場合微妙に圧力変えていたと思います。先の『湯川書房』展でのお話は、退職後初めた「名刺印刷屋」と仰っていましたから「素人にしては大胆な」と思っていました。あのプランテン機の製造元が4色版原色印刷機を発売し、そのショーを実施実演した処が湯川さんを限定本を、そそのかせてこの道に進ました、鈴木印刷でした。鈴木さんは「10周年」でしたかの記念の催しに「自分もこれに進めさせた責任の一端がある」とおっしゃっていました。
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sumus2013 at 2014-02-03 20:09
そういう魅力が活版印刷にはあるようです。
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