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林哲夫の文画な日々2
by sumus2013


白水社の本棚 愛書狂

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みなみさんが教えてくれた「白水社の本棚」をKさんがファックスしてくださったので紹介しておく。おっしゃる通り《のけぞって驚いていた》とある。ははは、たしかにのけぞっていたかもしれません。てっきり機械で引いたと思っていたタイトルを囲むケイ線が、じつは多田さんのペンによる手書きだったと知ってビックリ。やったことのある人なら分ると思うが、直線をスッと正確に引くというのは至難の技なのだ。

このとき多田さんはこともなげに「最近のペンは優秀だよ」とおっしゃった。水性か中性か聞き忘れたが、そのへんの文具店で売っているものだそうだ。かつてはロットリング(ドイツ製の製図用のペン)を使っておられたそうで、小生も経験があるけれど、これはなかなか使い方が難しい。手近かな道具で最高のパフォーマンスを見せるのが本当のプロであろう。さすが多田さんだ(と、のけぞったに違いない、意識はしてませんでした)。

***

多田さんよりファックス頂戴しました。使っておられるサインペンは

〈COPIC〉Multi Liner 0.05
Sakura Micron 〈PIGMA〉01

の二種類だそうです。

《きれいな線が引けます(油性は線がニジンでしまうので×。水性にしています)》

とのこと。ただし

《今は指定原稿になってしまいました。その為にいくら細く美しい線を引いてもなんの役にもたちません。でも美しい版下の仕上りにこだわっています。》

さすが。まだまだお励みいただきたく。







by sumus2013 | 2014-01-22 17:04 | もよおしいろいろ | Comments(6)
Commented by chara050505 at 2014-01-21 21:32
ロットリングの前は烏口でトンボを引いていましたよ。
達人になると1㎜の幅に10本の罫線を引けるとの話もありました。
Commented by yf at 2014-01-22 06:28 x
最近はステッドラーのドローイングペンがデザインペンとして重宝しています。0.05ミリまであります。昔は烏口を研いでいましたね。これがロットリングになりステッドラーに小生はなっています。
Commented by sumus2013 at 2014-01-22 11:43
烏口、やりましたねえ。小生は、ステッドラーも使っていましたが、いまはサクラのピグマです。
Commented by 岡崎武志 at 2014-01-22 19:14 x
のけぞってましたねえ。林さんにしては珍しいので、はっきり覚えています。まあ、イバナウアーほどじゃないですよ。
Commented by sumus2013 at 2014-01-22 20:14
はは、そうでしたか(笑)
Commented by 岡崎武志 at 2014-01-23 22:47 x
イナバウアー、ですね。慣れないことを書くとこうだ。
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