林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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古今日本書画名家辞典

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松雲堂編輯所編『古今日本書画名家辞典』(石塚書舗、一九二〇年九月二〇日三版)を借覧中。本編が一〜十まで十冊、増補の部が二冊(十一、十二)、そして「索引」と「年表系図」がそれぞれ一巻、合計十四冊に帙が付く。「索引」の巻頭「題言」(漢文序)には《大正三年改春於松篁影動處/奚疑居士識》とあるので、初版は大正三年に出たと考えてもいいかもしれない(改春は新年の意)。また「増補の部 十一」の「序」は《大正七年 著者識》となっているから、第二版は大正七年だったようだ。

古本夜話273に前田大文館から昭和十四年に発行された『増補古今日本書画名家辞典』が取り上げられているが、その解説から推して本書の再刊本と見てまず間違いないようだ。その著者は玉椿荘楽只である。この玉椿荘楽只が誰なのかは、にわかには分らない。ただし、検索するとかなりの著書がある。

『唐詩選新註』(玉椿荘主人、石塚松雲堂、一九〇九年)
『和漢骨董全書』六冊(石塚松雲堂、一九二八年)
『古今書画便覧』(石塚松雲堂、一九二九年)
『古刀鍜冶名家一覧 : 附評価一覧表』(楽只先生輯、石塚松雲堂、一九三二年)
『和漢骨董全書』(趣味の教育普及会、一九三二年)
『古今日本書画名家辞典 乾之巻』(石塚松雲堂、一九三二年)
『古今日本書畫名家辭典』(大文館書店、一九三三年)
『日本古今書画便覧』(巧人社、一九三三年)
『日本古今書画便覧』(浩文社、一九三三年)
『日本書畫名家辭典』(大文館書店、一九三四年)
『大日本骨董全書』(大文館書店、一九三四年)
『古今刀剣のしるべ 附武具弓』上下(大文館書店、一九三四年)
『増補古今日本書画名家辞典』(大文館書店、一九三四年)
『古今刀剣のしるべ 附武具弓』上下(大文館書店、一九三七年)
『日本古今書画便覧』(浩文社、一九三八年)
『増補古今日本書画名家辞典』(大文館書店、一九三九年三版)

玉椿荘・楽只(ぎょくちんそう・らくし)と切るということが編著者名から分る。いくつかの図書館が玉椿・荘楽只と分けていたが、それは間違い。念のため。「楽只」は『詩経』に「楽只君子」と出ていて、主な用例は常に楽只君子」で「楽しきかな君子」と読むのが通例である。

楽只先生、初期は松雲堂の専属だったが、昭和八年頃から出版権が売られた(おそらく松雲堂が解散したか斜陽になったため)ようで複数の版元から同じ本を出している(まったく同じかどうかは現物を見ないと分らないですが)。

本書の編者は松雲堂編輯所名義ながら題言の内容から奚疑居士が中心だったように思う。奚疑居士の名前で検索すると二冊著書が見つかった。

『実業家偉人伝 : 成功立志』(新世界社、一九〇九年)
『実業家偉人伝 : 成功立志』(榎本書店、一九一三年)

これらはどちらも大阪の版元である(上記、楽只先生の本もほとんどが大阪本)奚疑居士イコール玉椿荘楽只だったのかもしれない。断定はしないけれども。



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by sumus2013 | 2014-01-09 21:14 | 関西の出版社 | Comments(0)
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