林哲夫の文画な日々2
by sumus2013
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墨場必携 増補題画詩集 森琴石編集

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しばらく前に森琴石編輯『墨場必携 増補題画詩集 五』(吉岡平助、北村宋助、吉住音吉、明治十三年九月十六日)を某氏より頂戴した。見ての通り長辺が8.2cm、短辺が5.7cmとほぼ名刺と同じくらいの大きさ、袖珍本(というより豆本に近い)である。非常に緻密な線描による銅板印刷。

森琴石については「森琴石.com」が詳しい。そこで検索すると『題画詩集』には何種類も版があるようだ。目下、上中下続の四冊本(吉岡・北村・吉住、明治十三年)、増補版・壱貳三四の四冊本(同前)、上下二冊本(山田浅治郎、明治十三年)、新編四冊本(青木恒三郎、明治二十四年)、新編四冊本(青木恒三郎)異装本、の五種類が紹介されている。

森琴石.com 調査情報
http://www.morikinseki.com/chousa/h1811.htm

ということでこの「五」は寸法が増補版四冊本(明治十三年?)とまったく同じなので、じつは増補版は五冊本だったのかも知れない(?)。しかも内容は「題画詩集附録 題跋落款小式」である。要するに、絵のなかにどういうサインを入れたらいいのか、例を挙げて示している。

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誰それが描いた、という意味だけでも、試筆○○、作於…○○、写此○○、揮毫…○○、○○絵(エガク)、○○写、写○○、弄筆○○などと色々なヴァリエーションがある。これを袖にしのばせて揮毫するときの参考にしたというわけだ。アンチョコ。

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巻末の書店一覧、「発兌書肆」はおそらく「取り扱い書店」くらいの意味と考えていいのだろう(?)。奥付に「出版」とあるのが今日の「発行」に近い。「発行」は明治六年の新聞紙条例に初めて現れ、明治二十年の出版条例に用いられたが、明治三十二年の著作権法ではっきり「発行」の語が明定された(『出版事典』出版ニュース社)。

大阪は別として、岡山、和歌山の取り扱い書肆が多いのが徳川時代以来の文化的な背景を感じさせる。讃岐高松は一軒だけか…。

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by sumus2013 | 2013-12-19 20:24 | 関西の出版社 | Comments(0)
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